『ファンタスティック・フォー』再映画化も 新作ラインナップも明らかになったMCUの重大発表
さらに注目したいのは『シークレット・インベージョン』です。もともとサミュエル・L・ジャクソンのニック・フューリーを主人公にしたMCUドラマの企画があったそうですが、それが本作のようです。
これも同名タイトルのコミックが有名。映画『キャプテン・マーベル』や『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で“意外”な登場をしたスクラル人をテーマにした物語です。スクラル人は高度な擬態能力=なりすまし変身能力を持っています。この力を使って要人やヒーローに化け地球侵略のために密かに潜入していた、というのがコミックのストーリーです。したがってコミックでは、誰が本物のヒーローかわからない的疑心暗鬼なサスペンスで盛り上がります。ただMCUのスクラル人は(いまのところ)ニック・フューリーとも関係は良好で、悪のエイリアンとしては描かれていません。一体、どうなるのでしょうか?
サミュエル・L・ジャクソンに加え『キャプテン・マーベル』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でスクラル人のタロスを演じたベン・メンデルソーンが出演します。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル』『アイアムグルート』は、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーをテーマにしたドラマシリーズ。前者はジェームズ・ガン監督が手がけるようですが、恐らくタイトルからして“クリスマス特番”みたいなイメージでしょうか? かつて『スター・ウォーズ』も『スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル』というTV特番を放送して、そこにボバ・フェットが初登場したという経緯があります。ガン監督は、その『スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル』のオマージュとして本番組を手がけるのかな。後者は、ベビー・グルートを主役にした短編シリーズのようですがアニメとは書いていないので実写でやるのかな?
こうした新作のサプライズ発表に交ざって、すでにアナウンスされている作品についても新情報がありました。
『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ロキ』『ホワット・イフ…?(原題)』それぞれの最新トレーラーが公開され、また『ミズ・マーベル(原題)』のフッテージがお披露目となりました。
個人的に『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のアクションのスケールは大きさにビックリ。劇場映画と遜色のない作品になりそう。また『ワンダヴィジョン』もコメディぽい顔つきをしてますがだまされてはいけません(笑)。結構ハードSFな展開になりそうです。逆にコメディなのかシリアスなのかわからないのが『ロキ』。でもトム・ヒドルストンのロキの魅力をたっぷり味わえそうです。『ミズ・マーベル』役のイマン・ヴェラニは改めてピッタリのキャスティングだと思いました。
それで本当に申し訳なかったのですが、そんなに期待してなかった『ホワット・イフ…?』。これは予告を観て期待度アップ! 印象が変わりました(ごめんなさい!)。アニメなんですが、いわゆる今までのヒーローアニメ、カートゥーンっぽくなく、すごくアーティスティックなんです。フライシャーの『スーパーマン』のアニメとかを思わせるレトロな部分もあり独特の世界です。しかも俳優の顔を見事に再現しています。ハマる、という言葉がぴったりのアニメになりそう。
その他重要なアナウンスとしては『シーハルク(原題)』の主役が改めてタチアナ・マスラニーと発表されたこと。というのもこの噂が流れたとき、彼女は「そんな話聞いていない」と一回否定したんです。でも彼女でした。そしてちゃんとマーク・ラファロも出演します。加えてビックリなのは、映画『インクレディブル・ハルク』に出演していたティム・ロスが出るということも判明。ティム・ロスはあの映画のヴィラン、アボミネーション(白いハルクのような怪人!)を演じていました! ということはシーハルクVSアボミネーションの大バトルも楽しめる!?とドラマだけでも興奮したのに、映画の方も重大な発表がありました。