『おちょやん』みつえ役の東野絢香、杉咲花との共演を語る 「まさに千代そのもの」

東野絢香、『おちょやん』出演を語る

 毎週月曜日から土曜日まで(土曜日は1週間の振り返り)放送されているNHKの連続テレビ小説『おちょやん』。第3週より登場した東野絢香よりコメントが寄せられた。

 東野が演じるのは、芝居茶屋「岡安」の女将・シズ(篠原涼子)と主人・宗助(名倉潤)の一人娘みつえ。大事に育てられてきた“嬢さん”。千代(杉咲花)とは同い年だが、あくまでお嬢さんと奉公人という関係である。天海一平(成田凌)とも幼なじみであり、一平への好意を隠さない。

 朝ドラ出演が夢だったという東野。本作への出演が決まったときも喜びより驚きのほうが大きかったようで、「台本をいただいて自分の名前を見つけた時に、みつえ役をやらせていただけるんだとじわじわと喜びがあふれてきましたね。私は学校から帰るとすぐにテレビで再放送のドラマを見ていて、幼い頃からテレビに出て芝居をしたいとずっと思っていました。10代の頃に『あまちゃん』を見て、朝から元気が出るような“朝ドラ”が大好きでした。役者を志してからは、いつかは“朝ドラ”に出演したいとは思っていましたが、『夢のまた夢』だと思っていたので、 まさかこんなに早く出演させていただけるなんて!と驚いています」と胸の内を明かす。

 演じるみつえについては、「とても元気でよく笑ったり、泣いたり、怒ったり喜怒哀楽を全身で表現したりする子です。台本を読んだ最初の印象は『おてんば』で、私のすごく好きなタイプだなと思いました。私自身は、外では感情を抑え込んでしまうタイプなので、みつえとは正反対に感じます。でも家族の前では私も素直に表現できるので、似ている部分を探しながら、自分の理想とするみつえにより近づけるように芝居をしています」と自身との違いを述べた。

 東野の収録初日は岡安の家族シーン。緊張が収まらなかったようで泣きそうにもなってしまったという。「演出の方にも、もっと笑ってと言われて……。そんななかヒロインの杉咲花さんに緊張をほぐしていただいたり、お父さん役の名倉潤さんに励ましてもらったり、お母さん役の篠原涼子さんは、目が合ったら変顔してくださったり(笑)。本当に皆さんの愛を感じる現場です。今はまだまだ助けられている立場ですが、早く皆さんの助けになれるようにと強く思いながら撮影に臨んでいます」。

 杉咲からの声掛けも多いようで、「休憩中にも杉咲さんが『撮影慣れた?』など気にかけてくださって。杉咲さんは常に周りを見て気を配っていらして、なんてすてきな方なんだろうと、感動しております。演技のアドバイスというよりは、ふだんどんなところで遊んでいるの?というように緊張をほぐしてくれて。じつは私と同じ歳なんですが、しっかりされて芯が強い、まさに千代そのものなんです。とても尊敬している女優さんです」と絶大な信頼を寄せた。

 最後に視聴者に向けては、「このような時勢ではありますが、少しでも皆さんに元気をお届けできる作品になるように、私も含めて頑張っています。『おちょやん』を見て、きょうはこうだったな、あしたはきっとこうなるだろうなと日々楽しんでいただけたらうれしいです」とメッセージを送った。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おちょやん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45
※土曜は1週間を振り返り
出演:杉咲花、成田凌、篠原涼子、トータス松本、井川遥、中村鴈治郎、名倉潤、板尾創路、 星田英利、いしのようこ、宮田圭子、西川忠志、東野絢香、若葉竜也、西村和彦、映美くらら、渋谷天外、若村麻由美ほか
語り:桂吉弥
脚本:八津弘幸
制作統括:櫻井壮一、熊野律時
音楽:サキタハヂメ
演出:椰川善郎、盆子原誠ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/ochoyan/

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