『恋する母たち』子どもたちの成長とともに母たちの恋が動き出す 物語は2020年へ突入
まりと丸太郎の我慢比べ
「待つ」といえば、まりと丸太郎の恋は繁樹の回復待ち状態に。キャリアをすべて失った繁樹だが、家庭では相変わらずモラハラ気味な態度を崩さない繁樹に、ほとほと嫌気がさしていたまり。「あんな男捨てちゃえ」「自分が稼げるようになるから」と、まさかの息子・繁秋(宮世琉弥)が味方してくれることに驚く。ラップの才能が認められ、芸能事務所の寮に住むことを決心した繁秋は、家族を守ろうと奮闘するまりにとって心強い存在に成長してくれた。そんな息子のライブもしっかりチェックして、足を運んでくれる丸太郎。ますます繁樹との器の違いを感じさせる。
そんな丸太郎から、結婚をしない理由となっていた最初の妻が亡くなったことが告げられ、子どもたちも全て任せてほしいと改めてプロポーズをされるのだが、まりは「弱っている夫を見捨てられない」と今すぐには難しいと正直に答える。そんなまりのことも「任侠だ」「惚れ直した」とベタ褒めしてくれるのだから、まりとしてはたまらない。悩みのタネだった繁秋が自立したのも、丸太郎がきっかけ。本音はすぐにでも結婚したい。でも、するのであれば心からスッキリした状態がいい。繁樹が会計士の資格取得に踏み出すと言われ、ホッとした表情を浮かべたのは、いち早くその日を迎えたいから。待つ我慢は丸太郎より、むしろまりのほうが難しそうだ。
子どもたちの成長と共に、動き出す母たちの恋。そして、その母たちとの恋に未来を夢見る男たち。公式サイトのあらすじを見ると、どうやらここから2020年に突入するという。生活が大きく変化した2020年の現実を受けて、母たちの困惑は加速する予感。子どもたちへの影響、そして男たちのラストチャンスの行方が気になってしかたない。
■放送情報
金曜ドラマ『恋する母たち』
TBS系にて、毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:木村佳乃、吉田羊、仲里依紗、小泉孝太郎、磯村勇斗、森田望智、瀧内公美、奥平大兼、宮世琉弥、藤原大祐、渋川清彦、玉置玲央、矢作兼、夏樹陽子、 阿部サダヲ
原作:柴門ふみ『恋する母たち』(小学館 ビックコミックス刊)
脚本:大石静
チーフプロデューサー:磯山晶
プロデューサー:佐藤敦司
演出:福田亮介
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS