上白石萌音&岡田健史、“恐怖の演技”で新たな一面も? 夏の風物詩『ほん怖』がハロウィーンに

上白石萌音&岡田健史、“恐怖の演技”で新たな一面も? 夏の風物詩『ほん怖』がハロウィーンに

 『ほんとにあった怖い話 2020特別編』が、10月31日にフジテレビ系の土曜プレミアム枠で放送となる。

 『ほん怖』は、実際に起こった恐怖体験をもとにしたオムニバス形式の心霊ドラマ。1991年にオリジナルビデオとして制作され、1999年よりテレビシリーズがスタート。放送初回を飾ったのは、映画『仄暗い水の底から』(2002年)で主演を務め、最近は『恐怖新聞』(東海テレビ・フジテレビ)で白石聖演じる主人公の母親役を演じていた黒木瞳、さらに現在は『ほん怖』の館主として進行役を務める稲垣吾郎だった。

 2004年からは月曜日19時枠で週1のレギュラー放送が開始となる。ストーリーテラーの稲垣に加え、子供らで組まれた「ほん怖クラブ」メンバーとバラエティ色が増加。デジタル処理が精巧になった現代ではすっかり見られなくなった心霊写真のコーナーも、この頃に人気を博していた。稲垣が唱える「イワコデジマ イワコデジマ ほん怖 五字切り!」は今でも続く『ほん怖』を象徴するキャッチーなおまじないだ。

 同じフジテレビで、タモリというストーリーテラーを据えたオムニバス形式のドラマとして、少々イメージが被るのが『世にも奇妙な物語』。……いや、被らないだろ!と思われるかもしれないが、一つひとつのエピソードが『ほん怖』なのか、『世にも奇妙』なのか聞かれると意外とどちらか判断がつかないことに気づく。筆者も広瀬すずが出演するものだと思い込んでいたが、それは11月14日放送の『世にも奇妙な物語 ‘20秋の特別編』だったりと、人の記憶とは曖昧なものだ。両者の違いを挙げるとすれば、“本当にあった話”と“完全なフィクション”と言い切れなくもないが、『世にも奇妙』にはバラエティやファンタジー要素が含まれるのが決定的な相違だろう。

 さて、今回の『ほん怖』は、蔵出しの傑作エピソード8本に加え、新作が2作オンエアとなる。上白石萌音が主演を務める「あかずの間を造った話」、岡田健史が主演の「訳ありのカラオケ店」だ。

 上白石は『ほん怖』初出演。俳優としてはもちろん、声優、歌手としても活躍する彼女だが、一躍その名を有名にしたのは今年1月から3月に放送されたドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)だろう。ジャンルを一言で説明すれば、胸キュン。佐藤健のドSな悶絶演技を真正面から受けてきた上白石が、今度は苦手だと語るホラー作に体当たりしている。『令和元年版 怪談牡丹燈籠』(NHK BSプレミアム)で幽霊役を演じたことはあったが、怯える側の役は今回が初の挑戦。エピソードは、工務店の現場監督として働く佐々木彩(上白石萌音)が、ある老舗旅館の改築を依頼される。設計図に書かれていたのは、出入り口のない奇妙な和室。そこで彩は恐ろしい光景を目の当たりにすることとなる。

 先行で視聴させてもらったが、惹き込まれるのは徐々に恐怖に染まっていく上白石の表情だった。朗らかな笑顔は彼女の等身大のイメージそのままだが、不可思議な現象に誘われながら、好奇心と恐怖に苛まれていく姿。あまりの圧巻の演技に、思わず巻き戻して見直したラストは必見だ。

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