佐藤大樹×橋本環奈、映画『小説の神様』で意気投合!? 挫折の経験や“共作”まで語り合う
橋本「本当にみんな仲良かった」
ーーお2人は今回初共演となりましたが、実際に共演してみていかがでしたか?
橋本:イメージとあんまり変わらなかったですね。すごくフレンドリーで、誰の懐にも入っていけるタイプなんだなって。もともとそういうイメージがあったので、本当にそのままでした(笑)。交友関係も広いし、どんな年齢の方にもマッチするんだろうなって。
佐藤:しますね(笑)。
橋本:しますよね(笑)。
佐藤:でも確実に橋本さんの方がしますけどね。
橋本:(笑)。そんなことはない!
佐藤:でも、似てる部分が多いかも。
橋本:たしかに似てるかもね。私もそんな気がする。
ーー誰とでも仲良くなれるところとか?
橋本:そうですね。あと、初対面の人とかも全然大丈夫ですね。10人の中に1人だけ友達がいて、他の9人が初対面でもいけるんじゃないかな?
佐藤:あー、いけるいける。
橋本:私もいけちゃうタイプなんですよね。
佐藤:でも、同性だったら近づきづらかったかもしれないですね。
橋本:そう! それは私も思った。男女だからよかったかもね。
佐藤:女優さんに対して、なかなか自分からは近寄れなかったりするんですけど、今回は橋本さんが来てくれたから、現場がすごく楽しかったです。
橋本:本当にみんな仲良かったよね。
ーー現場では橋本さんがムードメーカーだったようですね。
橋本:いや、そんな事もないですよ(笑)。でもムードメーカーは確実に(佐藤)流司くんでした。流司くんがおもしろすぎて。彼、天才だよね?
佐藤:本当に天才だった!
ーー佐藤さんは久保監督とは『HiGH&LOW』シリーズやMVなどでもタッグを組まれてきましたが、この作品ではまた現場の雰囲気も違ったのではないでしょうか。
佐藤:もう全然違いました。『HiGH&LOW』はTRIBEメンバーが主軸にいて、女優さん自体がなかなかいませんでしたし。監督は初対面の橋本さんに全部委ねていたので、相当期待していたんだろうなと。
橋本:現場の空気感がそうさせてくれました。みんなが信頼し合える関係性があったと思います。
佐藤:そういう空気が早い段階から出来上がっていたよね。
橋本:うん、すごく珍しいかも。映画って、1回共演したことがある人とは最初から親密な関係性でいけるけど、初めての人たちと集まると、やっぱり最後の方がいい距離感になりがちで。でも今回はみんな初めましてだったのに、撮影初日の前日からみんなで一緒にご飯に行ったりしたんです。
佐藤:このコミュ力、文芸部とは思えないですよ(笑)。
ーー撮影で1番印象に残っていることはなんですか?
佐藤:テニスかなぁ。4人のシーンは意外と少なかったのですが、テニスのシーンは1日中撮っていました。で、橋本さんがクレープとタピオカの差し入れをしてくれたんです。めちゃくちゃ暑い中での撮影だったので、カットがかかる度に冷房の効いた車に移動して、マネージャーさんが「何食べますか?」とみんなにオーダーを取って、クレープと飲み物を持ってきてくださいました。1日で3個くらいクレープ食べましたね(笑)。あと、早押しクイズのアプリに激ハマりしてて……。
橋本:激ハマってた!(笑)
佐藤:ずーっと4人でやっていました。
橋本:私はいろいろあるんですけど、ひとつ挙げるとしたら、ポスターにも使われている、2人で共作をするシーンですね。2人で呼吸を合わせないといけなかったんですけど、久保さんが撮影中に、どれぐらい2人の距離が近づいているかを何メートルっていう尺度で言ってくださるんです。「最初は50メートルでした」「いまは5メートルです」「3メートルまできました」みたいな。そんな久保さんの演出も最高で、一也と詩凪の距離感がぐっと縮まっていくのを肌で感じることができました。
ーーまさに“共作”と言えるエピソードですね。普段のお仕事とも繋がる部分がありそうです。
橋本:特に映画の場合はそうですよね。たくさんの人がそれぞれの役割を果たして完成するものなので、1人では絶対に作れないと思います。
佐藤:僕は普段グループにいるので、日常的にやっていることかなと思います。レコーディング、振り付け、構成、ライブ……常に“共作”している感じです。逆に1人のことが少ないので、本当に1人じゃ何もできないなと思いますね。
■公開情報
『小説の神様 君としか描けない物語』
10月2日(金)公開
出演:佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)、橋本環奈、佐藤流司、柴田杏花、莉子、坂口涼太郎、山本未來、片岡愛之助、和久井映見
原作:相沢沙呼『小説の神様』(講談社タイガ刊)
脚本:鎌田哲生
監督:久保茂昭
音楽:中野雄太
主題歌:「Call Me Sick」伶(Sony Music Labels inc.)
企画:HI-AX/LDH/CREDEUS
制作プロダクション:CREDEUS
配給:HIGH BLOW CINEMA
(c)2020映画「小説の神様」製作委員会
公式Twitter:@shoukami_movie
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