池田暁監督作『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』来年3月公開 前原滉演じる兵隊が音楽に惹かれていく
池田暁監督最新作『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』が、2021年3月にテアトル新宿ほかにて全国順次公開されることが決定した。
長編第2作『山守クリップ工場の辺り』がロッテルダム国際映画祭、バンクーバー国映画祭でグランプリを受賞し、続く『うろんなところ』もロッテルダム、東京、台北、エルサレムといった国際映画祭に出品されるなど、国際的な評価を積み上げてきた池田監督。その最新作となる本作は、日本映画の若手映画作家を支援してきた「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」の一環である「長編映画の実地研修」として製作された。
いつの時代でもない、ある町。この町は何十年も向こう岸の太原町と目的も分からず戦争をしている。毎日、朝9時から夕方5時までが戦争の時間だ。ある日、町で兵隊として暮らす露木は向こう岸から聴こえてきた音楽に心惹かれていく。そんな中、新しい兵器と部隊がやってくるという噂が広がり、露木や町の人々の生活も変化していく。
主人公・露木役で主演を務めるのは前原滉。その同僚たちを今野浩喜、中島広稀、清水尚弥が演じ、さらに、橋本マナミ、竹中直人、矢部太郎、片桐はいり、嶋田久作、きたろう、石橋蓮らが脇を固める。
また、10月30日から11月5日にかけて開催される第21回東京フィルメックスのコンペティション部門に本作が出品されることも決定した。
■公開情報
『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』
2021年3月、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
監督・脚本・編集・絵:池田暁
出演:前原滉、今野浩喜、中島広稀、清水尚弥、橋本マナミ、矢部太郎、片桐はいり、嶋田久作、きたろう、竹中直人、石橋蓮司
配給:ビターズ・エンド
2020年/日本/カラー/105分/ビスタ/企画・製作:映像産業振興機構(VIPO)/制作協力:東映東京撮影所
(c)2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト(VIPO、カルチュア・エンタテインメント、ビターズ・エンド)