『エール』キャラクターの関係性を説明する役割も 清水葉月、金澤美穂ら音の学友たちに注目!

『エール』清水葉月、金澤美穂ら音の学友たち

 第1話から再放送中のNHKの連続テレビ小説『エール』。8月3日からは、第7週『夢の新婚生活』第31回から第8週『紺碧の空』第36回までが放送される。

 家族に反対されながらも上京した裕一(窪田正孝)は音(二階堂ふみ)との新婚生活をスタート。同時にレコード会社の専属作曲家としての仕事も始まるが、一向に曲が採用されない。

音の友人・筒井潔子(清水葉月)と今村和子(金澤美穂)

 音楽学校へ入学した音が、初登校の日に出会うの筒井と今村だ。おしとやかな二人は、筒井と今村は、歌手を目指し、ひたむきに音楽に向き合う音を支える友人となるだけでなく、音のライバルとなる夏目千鶴子(小南満佑子)や佐藤久志(山崎育三郎)のキャラクターやそれぞれのキャラクターの関係性などを説明する役割もになっている。

 清水は2008年、高校在学中に受けたオーディションに合格し『黒猫』で初舞台を踏み女優デビュー。映画『悼む人』や『全員死刑』、劇団イキウメや劇団☆新感線の舞台などに出演し、着々とキャリアを重ねている注目の若手女優だ。『全員死刑』や劇団☆新感線『髑髏城の七人』、M&Oplaysプロデュース『二度目の夏』などで強い印象を残している清水に対し、SNS上では出演を喜ぶ声や「良い役なのもあるけど、この女優は伸びる」といった期待の声もあがっている。第32回で授業中に現れた久志に思わず「プリンス……?」と声をあげ、胸をときめかせる姿や、久志に声をかけられた後、声にならない声をあげる姿が自然で可愛らしい。

 金澤は2007年、『愛のうた!』(TBS系)で女優デビューを果たし、ドラマを中心に映画、舞台、CMと活動の幅を広げている。最近ではSNS上が真犯人探しの考察で盛り上がった『あなたの番です』(日本テレビ系)でブータン料理店で働く中国人留学生・シンイーを演じていたのが記憶に新しい。また現在放送中のドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)では病院内の噂話やゴシップが大好きな工藤虹子を演じている。今村を演じている金澤は、品があり、どこかおっとりとした雰囲気がある。久志が登場した際には、感情の昂りを表に出すのではなく、憧れの人と対面して頬を赤らめているような表情を見せ、筒井とのキャラクターの違いを印象づけている。

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