テヘランに住む母の秘密が波乱を呼ぶ 永瀬正敏も出演『ホテルニュームーン』予告編&場面写真
9月18日公開の日本・イラン合作映画『ホテルニュームーン』より、予告編と場面写真が公開された。
本作は、『孤独な惑星』『オーバードライブ』の筒井武文監督が、愛する者の抱えた秘密を題材に、現代のテヘランを舞台に作り上げた母と娘の愛の物語。「現在のイランで生きる若者たちの物語をつくりたい」という、イランの風景と人々に一目惚れした筒井監督の熱い思いからスタートした本作は、日本に滞在経験のあるイランの人気脚本家ナグメ・サミニが脚本を担当した。シングルマザーのヌシン役を、イランの女優マーナズ・アフシャルが務め、娘のモナ役には、新人ラレ・マルズバンが抜擢。ヌシンの秘められた過去の扉を開く日本人・田中を永瀬正敏、その妻を小林綾子が演じる。『アウトレイジ』シリーズをはじめ北野武監督映画を数多く手がけてきた柳島克己が撮影監督を務めた。
テヘランで大学に通うモナは、生まれる前に父を亡くし、教師をしている母ヌシンと二人暮らし。一人娘に厳しい門限を課し、交友関係にも目を光らせる過保護な母に、モナは少々辟易気味だった。そんな中、モナは、ホテルで見知らぬ日本人男性と会うヌシンを目撃したのをきっかけに、自身の出生をめぐる母の話に疑念を抱き始める。男は果たして誰なのか。ヌシンの過去に何があったのか。母と娘の間に生まれた小さな綻びは、徐々に大きな亀裂へと発展する。
公開された予告編は、モナが、ヌシンの抱える秘密を知り始める様子から始まり、永瀬演じる、その秘密のカギを握る日本人・田中の姿や、ヌシンと田中が向き合うシーンなどが描かれている。
また、場面写真では、身を寄せ合うモナとルシンの様子や、街に佇む田中の姿などが切り取られている。
■公開情報
『ホテルニュームーン』
9月18日(金)より、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
出演:ラレ・マルズバン、マーナズ・アフシャル、永瀬正敏、アリ・シャドマン、小林綾子、ナシム・アダビ、マルヤム・ブーバニ
監督:筒井武文
脚本:ナグメ・サミニ、川崎純
撮影:柳島克己
編集:ソーラブ・ホスラビ
音楽:ハメッド・サベット サウンド:バーマン・アルダラン
美術:サナ・ノルズベイギ
監督補:モーセン・ガライ
プロデューサー:ジャワド・ノルズベイギ、ショーレ・ゴルパリアン、桝井省志
協力プロデューサー:山川雅彦
制作プロダクション:アルタミラピクチャーズ
製作:ガーベアセマン、アルタミラピクチャーズ、SMALL TALK
配給:コピアポア・フィルム
2019年/日本・イラン/93分/1:1.85/カラー/原題: Mehmankhane Mahe No(英題:Hotel New Moon)
(c)Small Talk Inc
公式サイト:hotelnewmoon2020.com