「明日なき暴走」が彩る青春の輝き 『カセットテープ・ダイアリーズ』本編映像
7月3日に公開される映画『カセットテープ・ダイアリーズ』より、本編映像が公開された。
本作は、英国ガーディアン紙で定評のあるジャーナリスト、サルフラズ・マンズールの回顧録『Greetings from Bury Park: Race, Religion and Rock N’ Roll(原題)』をもとにした青春音楽ドラマ。1987年のイギリス、サッチャー政権下の移民排斥運動などを背景に、パキスタン移民の少年がブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けながら、成長していく姿を描く。『ベッカムに恋して』のグリンダ・チャーダが監督を務めた。
このたび公開された本編映像は、主人公ジェベド(ヴィヴェイク・カルラ)が人生で初めての思いもよらぬ影響を受けたブルース・スプリングスティーンの名曲「明日なき暴走(Born to Run)の楽曲が流れるミュージカルシーン。ジャベドとループス(アーロン・ファグラ)は学校の放送室に忍び込むと、スプリングスティーンのお気に入りのレコード「明日なき暴走」を全校中に響き渡らせ、外へと全力で走り出す青春感満載のシーンとなっている。
チャーダ監督は本作を製作するにあたり、スプリングスティーン本人に許可を取ったという。「楽曲の使用には彼の許可が必要だったから脚本を送ったの。その後彼のマネージャーから、ブルースが読んだ、“僕はいいから”と言っている、とメッセージが来たの。つまりこのまま映画を作って大丈夫だよってことよ。ブルースの言葉はこの一行だけだった。でも、映画が完成して、他の人に見せる前にブルースに試写で観てもらった時に、上映中に何回か笑っていて、それには感動した。そして、終わった後に電気をつけたら彼が自分のところに来てくれてハグとキスをしてくれ”自分の曲を大事にしてくれてありがとう”と言ってくれたの」とスプリングスティーンとのエピソードを明かした。
■公開情報
『カセットテープ・ダイアリーズ』
7月3日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:グリンダ・チャーダ
脚本:サルフラズ・マンズール、グリンダ・チャーダ、ポール・マエダ・バージェス
原作:サルフラズ・マンズール『Greetings from Bury Park: Race, Religion and Rock N’ Roll(原題)』
出演:ヴィヴェイク・カルラ、クルヴィンダー・ギール、ミーラ・ガナトラ、ネル・ウィリアムズ、アーロン・ファグラ、ディーン=チャールズ・チャップマン、ロブ・ブライドン、ヘイリー・アトウェル、デヴィッド・ヘイマン
配給:ポニーキャニオン
2019年/イギリス/117分/カラー/英語/シネマスコープ/5.1ch/原題:Blinded by the Light/日本語字幕:風間綾平/字幕監修:五十嵐正
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公式サイト:cassette-diary.jp