『ハケンの品格』“無敵モード”小泉孝太郎の行く末は? 子犬のような里中が猛犬に

『ハケンの品格』小泉孝太郎の行く末は?

 「人材スリム化リスト」=リストラ名簿に自分の名前を発見してしまった東海林(大泉洋)。これをきっかけにS&Fの他の社員にまでリストラ名簿の存在が明らかになってしまった。

 里中(小泉孝太郎)に対して不信感を募らせ、怒りをあらわにする社員もいる中、里中は起死回生の策に打って出る。『ハケンの品格』(日本テレビ系)の第7話では、新たなプロジェクトであるコンビニ事業「S&F市場」を引っ提げ、営業部の仲間を守るために奮闘する里中の姿が描かれる。春子(篠原涼子)は持ち前の人脈とスキルで、今回もプロジェクトをサポートするのであった。

 東海林が里中のパソコンを勝手に開いたことで、AIの算出した「人材スリム化リスト」が流出し、パニック状態となる営業事業部の社員たち。コンビニ事業を成功させるべく精を出す里中だが、彼に敵対心を持つ社員のせいで、完成披露会の準備が滞ってしまっていた。そんな矢先、ボヤ騒ぎが起きてしまう。せっかく進めていた模擬店舗が炎に包まれ、一部が灰になってしまった。だがそこで東海林、春子が里中のフォローにまわる。2人のサポートのおかげで、無事に期限内に模擬店舗を復旧させることができた。

 かつて殴り合いをしたことのある里中と東海林も、13年経った今ではそんな気力もなく言葉で応戦する。しかし拳を交わさずとも、2人の絆は月日が紡いでくれた。里中が東海林らを救うためにプロジェクトに心血を注いでいることがわかると、東海林も自分たちの身のふりではなく里中自身の成功のために動くよう諭すのであった。

 しかし里中は昔から変わらず情に熱い男だ。春子から「あまちゃん」と呼ばれるその性格で、突如完成披露会の場で、出資者に向け仲間を引き連れての独立を宣言する。誰一人リストラさせまいという里中の優しさが、こんな暴挙に出る引き金となった。子犬のような「あまちゃん」里中が猛犬へと成長した瞬間である。いつも眉尻を下げうるうるした瞳を向ける里中だが、今回ばかりは目の奥に炎を携えた厳しい表情が伺える。里中の本気が前面にあふれ出た瞬間だろう。

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