松本潤、小栗旬らのフレッシュな姿に反響 『ごくせん』ヤンクミが帰ってきた

『ごくせん』松本潤のフレッシュな姿に反響

 二つに結んだ髪、メガネにジャージ姿の有名教師が帰ってきたーー。『ごくせん』(日本テレビ系)は、仲間由紀恵が演じるヤンクミこと山口久美子が、3年D組の担任を任され不良生徒と信頼を深めあっていく人気学園ドラマ。2002年に放送された第1シリーズが『ごくせん 2002 特別編』として6月3日に放送され、嵐の松本潤や小栗旬など有名俳優のフレッシュな姿が話題を呼んだ。

 第1回目の今回は、ヤンクミのクラスの生徒・熊井(脇知弘)が猿渡教頭(生瀬勝久)の落とした50万円の入った集金袋を拾い、さらにそれをチンピラに奪われてしまったことで問題が起こる。ヤンクミは最後まで熊井を信じ続け、チンピラから取り戻した集金袋を猿渡のミスで失くしたということにして生徒をかばうのであった。2002年に放送された本作は、18年前のまだ初々しい松本潤が3年D組のリーダー格の沢田慎役として、今回フォーカスされた熊井や、内山(小栗旬)、南(石垣佑磨)、野田(成宮寛貴)を率いている。

 沢田慎は、本作では特に重要なポジションにある。白金学院高校3年D組に転校してきたが、前の学校では担任を暴行して退学になった過去を持ち、そんな背景が3年D組の不良生徒たちの心を掴み、リーダー格として一目置かれている。慎が席を立てば、多くの生徒が一斉に教室を出て行くなど、その行動が他の生徒に影響を与えている様子は明らかだ。熊井がヤンクミに心を許し、猿渡の落とした集金袋を拾って持っていたことを告白すると、慎は熊井に「教師を信じるな」と言う。慎にとって教師は信頼に値しない大人であり、自分たちにとって敵対する存在だと思っているのだ。

 松本の長い睫毛が顔に影を落とすたび、どこかアンニュイな魅力を放っており、ミステリアスな慎の魅力をより強く表現している。今後ヤンクミと「心の汗を流す」ことで沢田がどう変化していくのかは見どころのひとつだろう。

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