『ポップスター』で同一人物役に ナタリー・ポートマンとラフィー・キャシディのインタビュー映像
6月5日に公開される映画『ポップスター』より、ナタリー・ポートマンとラフィー・キャシディの2ショットインタビュー映像が公開された。
ナタリー・ポートマンが主演と製作総指揮を兼任した本作は、ポップスターの光と闇を描いた、『シークレット・オブ・モンスター』のブラディ・コーベット監督最新作。子役時代に『レオン』で大ブレイク、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したポートマンが、本作では、銃乱射事件の生存者として、追悼式で歌を歌ったことをきっかけに新進ポップスターへと上り詰めるも、度重なるスキャンダルで失墜、再起をかけたステージに臨むポップスターのセレステを演じる。
セレステの才能を買い、彼女をトップスターへと導く敏腕マネージャー役には、ジュード・ロウ。また、幼少期のセレステとその娘の2役には、『トゥモローランド』のラフィー・キャシディが名を連ね、まったく異なる人物の2役を演じあげた。そして、セレステの姉エレノア役で『ゲティ家の身代金』『グッバイ・ゴダール!』のステイシー・マーティン、劇中ナレーションではウィレム・デフォーも参加している。主題歌・劇中歌の全般を担当するのは、世界的トップ・アーティストのシーア。ポートマンと共に、ロウとシーアも製作総指揮に名を連ねた。
公開されたのは、本作で同一人物を演じたポートマンとキャシディのインタビュー映像。撮影の順序についてキャシディは、「子ども時代を演じる私を先に撮った。その順番で演じられてよかったわ。私はセレステをやり終えたら、アルビー役に専念できたから」と撮影を振り返る。また、ポートマンは「完成して初めて彼女の演技を見たの。最高だったわ。ブラディの要望で完成まで見なかったの。同じ人物だけど全く違うというのがフィルムに現れているわ」とキャシディの演技を絶賛した。
そして、ポップスターとしての役作りについてポートマンは、「脚本が素晴らしくてセリフが魅力的だったの。だから役作りも楽しかったわ。セリフを口に出すと胸が躍った。特にダイナーのシーン」と語り、キャシディと笑顔で顔を見合わせる。声を揃えて「楽しかった」と語るのは、セレステとアルビーがマスコミの突撃を避けながら入ったダイナーで、スターとして活躍する母と、そんな母を理解しきれない年頃の娘の折り合わないやり取りがリアルなシーンだ。
また、歌やダンスにも挑戦したポートマンは、「ダンスは夫のベンジャミンが振り付けたの。家で一緒に作業したわ。いろいろなポップスターのドキュメンタリーも観て、愉快な宿題みたいだった」と楽しそうに話す。さらに、セレステの少女時代を演じキャシディもまた「私も役作りはとても楽しかったわ。子供のセレステにもダンスシーンはあったけど、訓練してないから未熟なの。だから撮影の前日に練習したりして楽しかった。歌については、私が事前に録音したのは教会で歌うシーンよ。その他にも歌があってどれも楽しめたわ」とそれぞれセレステ役に臨んだ背景を語った。
■公開情報
『ポップスター』
6月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次公開
製作総指揮 ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウ、シーア
脚本・監督:ブラディ・コーベット
出演:ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウ、ステイシー・マーティン、ラフィー・キャシディ
主題歌&劇中歌全般:シーア
振り付け:バンジャマン・ミルピエ
作曲・編曲(スコア):スコット・ウォーカー
音楽監督:マーガレット・イェン
配給:ギャガ
(c)2018 BOLD FILMS PRODUCTIONS, LLC