堀内敬子、望月歩、松尾諭、相島一之 『エール』個性豊かな川俣銀行の面々に注目
菊池昌子(堀内敬子)
堀内敬子演じる菊池昌子は、川俣銀行の事務員であり、川俣銀行の紅一点。男だらけの銀行で見せる優しげな笑顔が印象的だが、菊池は離婚歴3回の恋多き女性である。しかし、そんな彼女が裕一の恋の指南役を買って出るのだから、裕一の恋路に期待が高まる。
元劇団四季団員である堀内は、その演技力の高さに定評がある。またコメディエンヌとしても魅力的で、2006年からシリーズ化されたバラエティ番組『サラリーマンNEO』(NHK総合)ではSeason3から出演しており、コントによってガラリと変わる演技に魅了された視聴者も多いだろう。堀内は「チームワークが映像に表れていたらいいなと思っております」とコメント。裕一に女心を教える菊池と個性豊かな川俣銀行の人々の掛け合いに期待が高まる。
松坂寛太(望月歩)
川俣銀行行員で、まだ2年目の新人である松坂寛太。頭取の茂兵衛や、将来の頭取と噂される裕一にこびを売ったりするキャラクターだ。望月は自身のキャラクターについて「媚びを売ったりする役ですが、どこか憎めなくて親しみが持てると思います」と話している。
望月は映画『ソロモンの偽証』で中学生・柏木卓也役に抜擢され、本格的に活動を開始。今、注目を集める若手俳優たちが多数出演したドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)でも生徒の一人を演じていた。「初の朝ドラ」だという望月は、キャスト発表時に「共演者の先輩方は本当に明るくて、温かくて、すごく楽しい現場です」とコメントしている。望月の演技から、和気あいあいとした現場の雰囲気が感じとれるかもしれない。
第3週のタイトルにもある通り、裕一にとって、銀行員として働く道は音楽家の道とはほど遠い「いばらの道」。しかし、裕一を笑顔で迎え入れた川俣銀行の人々を見る限り、そのいばらの道は、前に進むことができないほど険しい道ではなさそうだ。裕一の人生に影響を与えるであろう彼らの動向を、役者陣のチームワークとともに注目していきたい。
■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。
■放送情報
連続テレビ小説『エール』
NHK総合にて、3月30日(月)より放送開始
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:窪田正孝、二階堂ふみ、薬師丸ひろ子、菊池桃子、光石研、中村蒼、山崎育三郎、森山直太朗、佐久本宝、松井玲奈、森七菜、柴咲コウ、風間杜夫、唐沢寿明ほか
制作統括:土屋勝裕
プロデューサー:小西千栄子、小林泰子、土居美希
演出:吉田照幸、松園武大ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/yell/