窪田正孝が明かす、『エール』モデル・古関裕而とのシンクロ 「“愛情”を皆さんに届ける半年間に」
現場を盛り上げる唐沢寿明、二階堂ふみの存在
ーー昨年12月に行われた会見では、父・三郎役の唐沢寿明さんと抜群のコンビネーションを見せていました。窪田さんにとって唐沢さんの存在は?
窪田:記者会見でもおっしゃっていましたが、僕が主演を務めるということで、唐沢さんもスケジュールを空けていただいたそうなんです。本当に感謝しかありません。今の僕があるのも唐沢さんとの共演があったからです。現場での立ち居振る舞い、キャスト・スタッフの皆、全員で作品を作るということを、唐沢さんに学ばせていただきました。全員が気持ちよく過ごせる現場はなかなかないんですが、唐沢さんがいるだけで、不思議と全員が楽しい気持ちになれるんです。俳優部が楽しんで仕事をすることで、スタッフの皆さんにもそれが伝染していく。前回共演した『THE LAST COP/ラストコップ』(日本テレビ系)では義理の父子だったので、本作では本当の親子となれて、また新しい境地に行ったなと思っています(笑)。
ーーそして、裕一と人生を歩んでいく妻・音が、本作のもうひとりの主人公です。音を演じる二階堂さんの魅力は?
窪田:ふみちゃんは相手を立てるお芝居が本当にうまいです。演技に常に余白があり、演出部からの意見や、相対する役者の動きに臨機応援に対応できる。音さんのモデルとなった金子さんには、レコード会社に乗り込んでいって、「ウチの旦那をなめるんじゃない」と啖呵を切ったというエピソードがあるんです。いつの時代にも強い女性はいて、戦前にこんな関係の夫婦がいたことに驚きました。古関さんと同じように、金子さんも自分に嘘をつかない真っ直ぐな方だったと聞いています。ふみちゃんは、そんな金子さんをモデルとした音さんを、強い女性として説得力を持って演じてくれています。
ーー「理想の夫婦」の姿を楽しみにしています。
窪田:裕一と音さんは、音楽という共通点はありますが、作曲家と声楽家で取り組むものはまったく違います。だからこそ、お互いにないものを補い合う関係で、理想の夫婦だなと感じます。裕一が作曲に詰まったときに、音さんに歌ってもらってヒントを得るシーンもあるんです。裕一を強引に引っ張っていってくれるときもあれば、外では、一歩引いて裕一を立ててもくれる。前に出るとき、後ろに下がるとき、臨機応変に使い分けながら、裕一に寄り添ってくれている。ふみちゃんに本当にぴったりの役柄で、音さんが怒るシーンでは本当に凹みました(笑)。
ーー現場の雰囲気はいかがですか?
窪田:キャスト・スタッフ全員が自分の仕事をプロフェッショナルにこなしていて、本当にいい雰囲気だと思います。演奏のシーンになると、カメラマンさんもリズムを取りながら自然に身体が動いていたり(笑)、みんなが音に乗っているんです。すごく一体感のある現場になっていると思います。ムードメーカーはふみちゃんですね。唐沢さんがいるシーンでは、圧倒的に唐沢さんです(笑)。
ーータイトルの通り『エール』はさまざまな人を応援する作品になると感じます。窪田さんは“エール”にどんな思いが込められていると感じますか。
窪田:“エール”には、いろんな捉え方があると思いますが、僕の中では“愛情”だと考えています。それがメロディにのって、いろんな人に届いていく。現在まで語り継がれ、愛され続けている古関さんの楽曲たちを通して、視聴者の皆さんに“エール”を届けることができる半年間になればと思います。
■放送情報
連続テレビ小説『エール』
NHK総合にて、3月30日(月)より放送開始
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:窪田正孝、二階堂ふみ、薬師丸ひろ子、菊池桃子、光石研、中村蒼、山崎育三郎、森山直太朗、佐久本宝、松井玲奈、森七菜、柴咲コウ、風間杜夫、唐沢寿明ほか
制作統括:土屋勝裕
プロデューサー:小西千栄子、小林泰子、土居美希
演出:吉田照幸、松園武大ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/yell/
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