『10の秘密』明らかになった仲里依紗の“裏の顔” 一方の黒幕・宇都宮は踏んだり蹴ったり!?

『10の秘密』仲里依紗の“裏の顔”明らかに

 由貴子(仲間由紀恵)を追い詰めるために、そして翼(松村北斗)の母親を殺した犯人を突き止めるために宇都宮(渡部篤郎)と手を組むことにした圭太(向井理)は、帝東建設の偽装建築の情報を週刊誌の記者にリークすることに。そんな折、宇都宮を尾行していた翼からの連絡で、宇都宮と菜七子(仲里依紗)が密かに会っていたことを知らされるのだ。3月3日放送のカンテレ・フジテレビ系列火曜ドラマ『10の秘密』第8話では、ついに主要キャストの中で“秘密”が明かされていなかった菜七子の“裏の顔”が明らかになった。

 宇都宮に協力し、圭太が由貴子から奪った3億円のありかを知らせていた菜七子。それを知った圭太が問い詰めると、彼女は宇都宮からある写真をネタに脅されていたことを告白する。それは六本木の街で不特定多数の男と知り合っては金銭を受け取って割り切った関係を持っていたということ。そしてその発端となったのは、学生時代に英語塾の講師から襲われたことで男性への恐怖心を持ち、誰からも支配されない人間でいたいと思ったからだと圭太に語るのである。

 以前のエピソードで、夜の六本木で菜七子が酔っ払いに絡まれているところを偶然通りかかった瞳(山田杏奈)に助けられたという話があったこと。また第5話で突然描かれた、いつもと違う姿で夜の街を歩く菜七子を同僚の葵(堀田茜)が目撃するというシーン。このふたつの伏線が回収されると同時に、主要キャスト全員が抱える何らかの秘密がひとしきり浮き彫りになったことになる。10年前の火事にまつわる圭太と由貴子、瞳の秘密。母親の死の真相を暴くために瞳に近づいた翼の秘密。もはや“10の秘密”どころではないほどたくさんの秘密がひしめき合っている。

 となれば、いまだ手の内を明かしていない宇都宮が何を隠しているのかが気になるところではあるが、今回のエピソードで宇都宮は、圭太が週刊誌の記者にリークするのを失敗したことで長沼(佐野史郎)の逆襲にあったり、菜七子から回し蹴りを食らうなど踏んだり蹴ったり。しかし翼と対面し、10年前の火事について訊かれた際に「切り札はまだ残っていた」と何かを企んでいる様子で呟いていた。それはつまり、10年前の火事に長沼が関与しているということなのであろう。

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