ドイツ史上最大の司法スキャンダル描く『コリーニ事件』6月公開 ポスター&予告編も
ドイツ映画『The Collini Case(英題)』が、『コリーニ事件』の邦題で6月12日より全国公開されることが決定し、あわせて予告編とポスタービジュアルが公開された。
本作は、ドイツで刑事事件弁護士として活躍しているフェルディナント・フォン・シーラッハの初長編作にして、40カ国以上で翻訳された世界的大ベストセラーを映画化したもの。
新米弁護士のカスパー・ライネンは、ある殺人事件の国選弁護人に任命される。30年以上もの間、ドイツで模範的な市民として働いてきた67歳のイタリア人コリーニが経済界の大物実業家をベルリンのホテルで殺したのだ。ライネンにとってこれが被告側弁護士として初めて手掛ける大きな事件。しかし被害者は、少年時代からの恩人だった。殺害について一切口を閉ざすコリーニだが、ライネンは事件を深く調べるうちに自分の過去、ドイツ史上最大の司法スキャンダル、そして想像を超える衝撃の真実に向き合うこととなる。
主人公ライネンを、『ピエロがお前を嘲笑う』『はじめてのおもてなし』のエリアス・ムバレクが演じる。被告人コリーニ役を『続・荒野の用心棒』のフランコ・ネロが務める。『クラバート 闇の魔法学校』のマルコ・クロイツパイントナーがメガホンを取った。
公開されたポスターでは、司法・裁判の公正さを表す象徴である正義の女神の姿とライネンの姿が切り取られており、「正義に挑む」というコピーが綴られている。
予告編では、ライネンとコリーニが出会うシーンや裁判の様子、凶器となったワルサーP38やナチスのシンボルであるハーケンクロイツが映し出されている。
■公開情報
『コリーニ事件』
6月12日(金)、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
出演:エリアス・ムバレク、アレクサンドラ・マリア・ララ、ハイナー・ラウターバッハ、フランコ・ネロ
原作:『コリーニ事件』フェルディナント・フォン・シーラッハ(創元推理文庫刊)
監督:マルコ・クロイツパイントナー
配給:クロックワークス
2019年/ドイツ/スコープサイズ/DCP5.1ch/123分/英題:The Collini Case
(c)2019 Constantin Film Produktion GmbH