『グッドライアー』メイキング映像公開 ヘレン・ミレンの役へのアプローチが明らかに
2月7日に公開となる映画『グッドライアー 偽りのゲーム』より、メイキング映像が公開された。
本作は、ヘレン・ミレンとイアン・マッケランの映画初共演作となるサスペンスドラマ。夫を亡くして間もない資産家の女性ベティ(ヘレン・ミレン)と、彼女をつけ狙うベテラン詐欺師・ロイ(イアン・マッケラン)の関係をスリリングに描き出していく。監督は、『ゴッド・アンド・モンスター』でアカデミー脚色賞を受賞し、監督作『美女と野獣』が大ヒットを記録したビル・コンドンが務めている。
夫を亡くしてまもない資産家ベティに狙いを定めたベテラン詐欺師のロイは、出会い系サイトを通じてベティに近づく。紳士然とふるまうロイと何度か会ううちに、ベティは彼をたやすく信用したかのようだが、実はすべてはベティの仕掛けた恐ろしい罠だった。
公開された映像は、ベティとロイが映画を楽しみ、感想を交わしながら歩くシーンのメイキング。英国を代表する女優ミレンがどのように役にアプローチするのかを垣間見ることができる。セリフを言うタイミングについて「会話しながら階段を下りるのか? それともここで合図を待つのか? 階段を下りてから話し始めたほうがいい?」とコンドン監督に質問し、「下りるだけでいいのね」と確認をしている。リラックスした雰囲気のミレンとマッケランの場面に続き、孫を演じるラッセル・トベイとのシーンで明るく笑うヘレンに、コンドン監督が疲れていないか、さりげなく声をかける様子も映し出されている。
コンドン監督との初めての作品となったミレンは、「本作には、ビル・コンドン監督という温和で、素晴らしい存在があった。彼は仕事熱心ではあるけれど、とても楽しい、リラックスした、やり易い最高の環境を現場に作ってくれ、それは最も大切な要素だったの」と振り返る。一方、コンドン監督は、「ヘレンは感覚を即座に演技に投影し、その瞬間に生き生きと表れるものを活かして演じる。一方、イアンはあらゆる角度から脚本を読み込み、動きとポジショニング、衣装、小道具を考え、リハーサルや議論を重ねることで演技を決めていく」とミレンとマッケランの演技へのアプローチ方法が、まったく異なることに驚いたという。
■公開情報
『グッドライアー 偽りのゲーム』
2月7日(金) 全国ロードショー
監督:ビル・コンドン
原作:ニコラス・サール
脚本:ジェフリー・ハッチャー
出演:ヘレン・ミレン、イアン・マッケラン、ラッセル・トベイ、ジム・カーター
配給:ワーナー・ブラザース映画
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公式サイト:goodliar.jp