アンソニー・ウォンが「秋生(あきお)です」と日本語で挨拶 『淪落の人』コメント付き予告編
2月1日に公開となる『淪落の人』より、主演のアンソニー・ウォンからのコメント付き予告編が公開された。
半身不随となり人生に絶望した中年男性と、家族のために夢を諦め出稼ぎ家政婦として働く若いフィリピン人女性。背景も文化も異なる見知らぬ2人が出会い、やがてお互いの人生で最も大切な存在になっていく。介護問題やフィリピン人女性の出稼ぎ労働者など現在の香港が置かれている状況にスポットをあてつつ、人が夢や希望を持つことの大切さや、他人を思いやる心がいかに人を支えるものかを、時にユーモアを交えながら描く。第14回大阪アジアン映画際にて上映され、多くの観客からの支持を集め観客賞を受賞した。
主演を務めたウォンは、本作の脚本にほれ込みノーギャラにて出演。半身不随という難役を見事にこなし、香港電影金像奨をはじめとする数々の賞を受賞した。フィリピン人家政婦役には、新人のクリセル・コンサンジが抜擢された。そして監督は長編映画初監督デビューのオリヴァー・チャン。女性監督の活躍がめざましい香港映画界の中でも注目を集めている。
公開されたコメント付き予告編では、ウォンが自身の中国語名「黃秋生」にかけて、「こんにちは、秋生です!」と日本語で挨拶。「この映画に出演できてとても幸せに思っています。ぜひ日本の皆様にも楽しんで貰えればと思います」と日本へのメッセージを送っている。
■公開情報
『淪落の人』
2月1日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:オリヴァー・チャン
出演:アンソニー・ウォン、クリセル・コンサンジ、サム・リー、セシリア・イップ、ヒミー・ウォン
配給:武蔵野エンタテインメント
2018年/香港/原題:淪落人/英題:Still Human/112分/ビスタサイズ/5.1ch/G
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公式サイト:http://rinraku.musashino-k.jp
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