A24新作『WAVES/ウェイブス』4月公開決定 フランク・オーシャンの楽曲流れる海外版予告も

A24『WAVES/ウェイブス』4月公開

 映画制作会社A24の新作『WAVES/ウェイブス』が、4月よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショーされることが決まった。

 『ムーンライト』『レディ・バード』『ヘレディタリー/継承』などの話題作を発表してきた映画制作会社A24が放つ本作は、『イット・カムズ・アット・ナイト』のトレイ・エドワード・シュルツ監督最新作となる、傷ついた若者たちが、再び愛を信じて生きる希望の物語。時代や国境を越えて誰もが体験する青春の挫折、自分を成長させる恋愛、親子問題、家族の絆といった普遍的なテーマを、少ないセリフながら繊細に、現代的な手法で描写する。

 フロリダの高校生タイラーは、成績優秀でレスリング部のスター選手。美しい恋人もいる。厳格な父親ロナルドとの間に距離を感じながらも、恵まれた家庭に育ち、何不自由のない生活を送っていた。しかし、肩の負傷が発覚し、医師から大切な試合に出ることを禁じられる。追い打ちをかけるかのように、恋人の妊娠が判明。狂い始めた人生の歯車に翻弄されて自分を見失っていくタイラー。そして、決定的な悲劇が起こる。1年後、心を閉ざして過ごす妹エミリーの前に、すべての事情を知りつつ好意を寄せるルークが現れる。ルークの不器用な優しさに触れるうちに、エミリーは自分が抱えていた怒りや悲しみに向き合えるようになる。2人は傷ついた心をお互いにいたわるように、恋に落ちる。そして、未来に向けて歩き出すためにある決断をする。

 主人公タイラーを演じたのは、『イット・カムズ・アット・ナイト』に続いてのシュルツ監督とのタッグとなるケルヴィン・ハリソン・Jr.。タイラーの妹エミリー役には、Netflixオリジナルシリーズ『ロスト・イン・スペース』のテイラー・ラッセルが名を連ねた。そんなエミリーに救いの手を差し伸べるルーク役で『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズが出演。そのほか、スターリング・K・ブラウン、レネー・エリス・ゴールズベリーらが共演する。

 第44回トロント国際映画祭で史上最長のスタンディングオベーションを巻き起こし、北米限定公開のオープニング(NY/LA)では、第91回アカデミー賞作品賞に輝いた『グリーンブック』を超える成績を記録した本作。フランク・オーシャンをはじめ、ケンドリック・ラマー、アニマル・コレクティヴ、カニエ・ウェスト、レディオヘッドら時代を映す楽曲31曲が、登場人物の感情とリンクするように選曲・使用されている。

映画『WAVES/ウェイブス』日本語字幕付き海外予告

 あわせて公開された日本語字幕付き海外予告は、父と娘の会話や、息子を厳しくしつける父親の様子、教会やダイナーのシーンなどありふれた家族の日常が、フランク・オーシャンの楽曲「Godspeed」にあわせて展開されていく。

■公開情報
『WAVES/ウェイブス』
4月より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本:トレイ・エドワード・シュルツ
出演:ケルヴィン・ハリソン・Jr.、テイラー・ラッセル、スターリング・K・ブラウン、レネー・エリス・ゴールズベリー、ルーカス・ヘッジズ、アレクサ・デミー
作曲:トレント・レズナー&アッティカス・ロス
配給:ファントム・フィルム
原題:Waves /2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/135分/PG12
(c)2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.
公式サイト:https://www.phantom-film.com/waves-movie/

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