原田泰造が占う“サウナブーム”の行方と『サ道』の未来 「いろんな楽しみ方がある」

原田泰造が振り返る『サ道』とサウナブーム

「まだまだネタはある」

ーーでもやっぱり、原田さんをはじめ、三宅弘城さん、磯村勇斗さんというメインの3人が、毎回実に楽しそうに演じていたというのが、いちばん大きな魅力だったように思います。

原田:ああ、実際楽しいですからね(笑)。『サ道』の撮影は、いつも楽しいです。それは、上野の「北欧」で3人で撮っているときもそうだし、他のいろんなサウナ施設をひとりでめぐっているときも楽しいし……あと、そのサウナ施設の支配人にインタビューしているときも、すごく楽しかったですね。そう、「偶然さん」役の三宅弘城さんは、本当にいろんな場所にあるサウナのことをよく知っているんですよ。カメラが回ってないところでも、「あのサウナはすごいから、行ったほうがいいですよ」とか教えてくれたりして。ホント、ものすごい数のサウナを知っているんです。

ーーそうなんですね。原田さんもそうですが、サウナ好きの役者さんって、実は結構多いんですかね?

原田:うん、それは確かに多いような気がするけど、三宅さんはちょっと異常かもしれない(笑)。『サ道』の原作者のタナカカツキさんも驚くぐらいというか、サウナ歴で言うと、三宅さんのほうが先輩だって言っていましたから。

ーーあ、そんなにすごい方だったんですね(笑)。あと、磯村さんも、若手代表として、すごく良かったですよね。

原田:うん、磯村くんは良かった。すごく素直な感じがするというか、三宅さんにオススメされたら、本当に自分で行っていますからね。プライベートでいろんなサウナに行って、ホントに自分で体験しているっていう(笑)。すごく将来性があると思います。

ーーその3人のバランス感が、本当に絶妙だったと思います。あとは、画面の綺麗さですよね。よく考えたら、ほとんど裸の男たちの画ばかりなのに、すごく綺麗に撮っていて。

原田:ああ、わかります。長島翔監督は、本当にすごいですよね。僕も、オンエアを観たときに思いましたもん。ああ、こんなに綺麗に撮ってくれていたんだって。あと、編集の仕方も、すごいオシャレというか……。

ーーかつての『野生の王国』じゃないですけど、動物もののドキュメンタリーのような美しさがあったように思いました。

原田:ああ、それ、すごいわかる(笑)。確かに『野生の王国』とかを観ているような感じはしますよね。おじさんという動物の生態を、淡々と綺麗に撮っているというか。

ーーまた原田さんのナレーションも、抑えめのテンションで……それも、何となく動物もののドキュメンタリーを彷彿とさせます。

原田:そう、あれも長島監督の指示なんですよ。あんまりテンション上げないでしゃべってほしいっていう。ちょっとテンション上がったら、すぐに落とすみたいな。そこは結構、最初の頃は、何回も録り直したりしたので、こだわりポイントのひとつなんでしょうね。

ーー実際、今回のドラマを通して、原田さん自身は何か発見とかありましたか?

原田:発見……難しいな(笑)。でも、このドラマでいろんなサウナに行くことによって、楽しみは増えましたよね。ここのサウナは、ここに水風呂があるんだとか、ここのご飯はこんなに美味しいんだとか、ここはロウリュウでアウフグースを始めたんだとか。それぞれのサウナのバリエーションというか、そのサウナの顔や色が見えるから、そういう楽しみは自分の中で増えたと思います。だから、プライベートでも、いろんなサウナに行きたくなるし。

ーーところで、この“サウナブーム”は、今後どうなっていくんでしょうね。

原田:今後ねえ……どうなっていくんだろう。このままずっと混むのかな(笑)。でも、今は新しい施設も、どんどん増えているじゃないですか。都内でも東久留米市の「スパジアムジャポン」とか池袋の「かるまる」とか。そういうのは、また楽しいですよね。もちろん、番組でお世話になった上野の「北欧」とか、鶯谷の「サウナセンター」とか、古いところは古いところで、歴史があって楽しいですし。

ーーとなると、やはり「シーズン2」の声も……。

原田:やりたいですよね(笑)。ただ、こればっかりは、スタッフに任せるしかないので……でも、そうですよね。今回、スペシャル版で、北海道に行きましたけど、北海道だけでワンクール撮れるぐらいサウナがあるって、現地の人たちが言っていて。今回は2箇所しか行ってないんですけど、札幌には有名な「ニコーリフレ」というサウナがあって……。

ーーあ、第4話、草加健康センターの回で登場した“熱波師”の……。

原田:そうそう、エレガント渡会さん(笑)。彼が普段いらっしゃるのが、その「ニコーリフレ」なんですけど、そこはかなり気合が入っているみたいなんですよね。僕が普通に笹塚の「マルシンスパ」の水風呂に入っていたら、とある親子が寄ってきて、「僕たち、ニコーリフレがホームなんですけど、今、こっちに遠征しにきているんですよ」って言っていて。その子どもは、多分小学6年生ぐらいだったと思うけど、「ニコーリフレ会」っていうのにもちゃんと入っていたりして、すごい気合が入っているなと思って。

ーーなるほど。今回のスペシャル版では紹介し切れなかった北海道サウナが、まだまだたくさんあるわけですね。

原田:そう。あと、今回のドラマで熊本の「湯らっくす」に行きましたけど、九州は九州で有名なサウナがいっぱいあるし、まだまだネタはありますよね。あと、別の番組で紹介していた、富山の「よつやのゆ」っていうウォータースライダーで水風呂に突っ込むところがあって。僕、仕事終わりで富山に行って、そこに入りに行ったんですけど、やっぱりすごかったですね。で、現地の人たちと話していたら、富山をはじめ北陸には北陸で、まだまだすごいサウナがいっぱいあるって言っていて……。

ーー地元では有名でも、そういう情報って、なかなか入ってこないですものね。

原田:そうそう。ウォータースライダーのところだって、相当昔からあって、地元では結構有名みたいなんですけど、やっぱりサウナって、どこか温泉にくっついているようなイメージだったじゃないですか。だから、温泉はいろいろ紹介されても、そこにあるサウナまでは細かく紹介されてなかったりとかして。まあ、何にしても、サウナに入って、水風呂に入って、ととのって……で、そのあとお湯を楽しむっていうのは、最高ですよね(笑)。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる