『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』沢村一樹×横山裕×本田翼が語る、パワーアップした“ミハン”

沢村×横山×本田が語る『絶対零度』続編

 あらゆるビッグデータから予測された犯罪を未然に阻止する「未然犯罪捜査班」(通称・ミハン)の活躍を描く、フジテレビ月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』の新シリーズがスタートした。

 前作から続投し、パワーアップしたミハンを引っ張るのは、主人公の井沢を演じる沢村一樹、ミハンのメンバーである山内を演じる横山裕、小田切を演じる本田翼の3人。井沢の闇の部分が一層掘り下げられ、緊張感も強いられるだろう今作の本格的な撮影入りを前に、前作から勝手知ったる3人が、和気あいあいと語り合った。

「どうにかして井沢さんが向こうの世界にいかないように」(横山)


――よりパワーアップした続編になっているかと思います。脚本を読まれた感想をお聞かせください。

沢村一樹(以下、沢村):キャリア組からは水野美紀さんが入られるので、楽しみですね。あと僕はもう52歳なので、ケガに気を付けないと、と思っています。内容的には、今回はミハンそのものに予算がついているので、そうした面でもパワーアップしていると思いますし、みなさんの期待に応えられるようなものをお届けできるんじゃないかと思っています。

横山裕(以下、横山):脚本を読んでハラハラドキドキしました。クライマックスにとんでもないことが起こっているなと。

本田翼(以下、本田):最初、ビックリしませんでした? だって、クライマックスの一部から始まるじゃないですか! 

横山:2020年はオリンピックもありますし、海外ではミハンのような捜査も当たり前になっていると思うんですけど、日本も実際どんどんこうなっていくんだろうなと思いました。本当にドキドキする展開が待っています。楽しみにしていただいていいと思います。

本田:さっき少し言っちゃいましたけど(笑)、クライマックスの、ある部分から始まるんです。そこから過去に遡って物語が展開していく。個人的にその始まり方にすごくワクワクしました。こんなに和気あいあいとしているミハンが、この後どうなっていってしまうんだろうと。まんまと脚本家さんの手中に落ちてしまいました。それから、ミステリーとかサスペンスものって、この人が犯人でこうなるんじゃないの? と想像できるものが多いと思うのですが、それが一切できないのですごいと思いました。

――それぞれご自身が演じられるキャラクターで、今作で一番大事にしているところはどこでしょうか。

沢村:ダークな部分かな。

本田:一番ダークですよね。

沢村:前回もみんな影の部分を持っていましたが、今回は特にそこが膨らんでいます。しかも僕と横山くんの間に変な空気が流れる。どうしても暗くなりがちなので、緩急をつけて、ダークなところはドーンとダークに、そうじゃない、ミハンに来てからの井沢は、おちゃらけているので、その部分はしっかり楽しもうと思っています。リアリティばかりを求めず、楽しく見られるところは楽しく、ぐ~っと引き込むところは引き込む。当たり前のことですが、いつもよりももっと意識して緩急をつけて、井沢をやれたらいいなと。横山くんと翼ちゃんの関係もどうなるか分からないし。

本田:第3の男が出てくるんですよ。

沢村:じゃあ翼ちゃんは信じていたものが信じられなくなったりするかもね。

本田:そうなんですか?

沢村:たぶんね。キスシーンとかもあると思うよ。

本田:えー! 緊張しちゃう

横山:(笑)。僕は前回、ミハンに新入りとして入ってきたんですけど、今回は逆に新入りを迎える立場。潜入捜査も結構経験していると思うので、そこも楽しみたいです。あとは井沢さんがどんどん闇の部分に引き込まれそうになっているところを、僕は全力で止めないといけない。前回の前半のほうでは、井沢さんに対して嫌悪感というか、自分の考えとは違う曲がったことを考えていると思っていたんですけど、それがだんだん変化してきて、今回は井沢さんの人間性に惹かれているからこそ、絶対に間違った方向に行かせてはいけないという思いがある。山内の信念で、どうにかして井沢さんが向こうの世界にいかないように頑張らなきゃと思っています。

本田:私は引き続き潜入捜査が多いので、いろんな格好をします。この前も、衣装合わせですごく短いスカートをはかされました。タイトな短いワンピースで、ホステスの潜入があるみたいなんです。あとはやっぱりアクション。今回もたくさんあるので、今、体を鍛えてます。

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