夏帆と妻夫木聡が見つめ合う『Red』新場面写真公開 原作者・島本理生のコメントも

夏帆と妻夫木聡が見つめ合う『Red』新場面写真公開 原作者・島本理生のコメントも

 夏帆と妻夫木聡が共演する映画『Red』の新場面写真が公開され、原作者・島本理生からのコメントも到着した。

 本作は、直木賞作家・島本の同名小説を『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督が映画化したもの。平凡な結婚、可愛い娘、“何も問題のない生活”を過ごしていた、はずだった村主塔子は、10年ぶりに、かつて愛した男・鞍田秋彦に再会する。鞍田は、ずっと行き場のなかった塔子の気持ちを少しずつほどいていく。しかし、鞍田には“秘密”があった。現在と過去が交錯しながら向かう先の、誰も想像しなかった結末とは。

 主人公の塔子を夏帆が演じ、危うい魅力をまとう塔子の昔の恋人・鞍田役を妻夫木聡が務める。また、柄本佑が主人公・塔子に好意を抱く職場の同僚・小鷹淳、間宮祥太朗が塔子の夫・村主真役をそれぞれ務める。

 公開された場面写真には、夏帆演じる塔子と妻夫木演じる鞍田がただならぬ表情で見つめ合う姿と、塔子が目に涙を滲ませる姿が収められている。

 原作者・島本は本作について、「愛が成就してハッピーエンドで終われるならば、それはもちろん幸せだろう。だけど人生はその後もハッピーだけではなく続いていくし、それぞれの深い想いを置き去りにして、唐突に失われてしまうこともある。妻や母親としての正しさばかり求められるわりには、幸福の答えがない女性の人生をどのように選択していくか。そんなシンプルで根本的なことがずっと置き去りにされてきた日本の女性に、今一度『私』とはなにかを問いかける。私にとって映画『Red』は、そんな作品だった」と映画オリジナルの結末を絶賛し、島本にとっても特別な作品の一つとなったことを明かしている。

島本理生コメント

本作の『Red』は小説と映画でラストが異なる。原作者として最も素晴らしいと感じたのは、その点だった。なぜなら私自身が小説を書き終えたときに、人によってはまったく違うラストを描いただろうという想いがあったからだ。それはいかに女性の生き方というものに正解がないか、という実感でもあった。

本作には三人の男性が登場し、ヒロインの塔子に惹かれていく。だから一見、その最中の性愛や、塔子が誰を選ぶのかが物語の主軸のようにも見えがちである。だけどそこは本質ではないと私自身は思っている。塔子が彼らを通して、誰のものでもない「私」をどう生きていくかが、この『Red』という作品の本当のテーマだった。そして映画では、その主題が美しい映像と共により鮮烈に映し出されていたことに、深く感銘を受けたのだった。

愛が成就してハッピーエンドで終われるならば、それはもちろん幸せだろう。だけど人生はその後もハッピーだけではなく続いていくし、それぞれの深い想いを置き去りにして、唐突に失われてしまうこともある。妻や母親としての正しさばかり求められるわりには、幸福の答えがない女性の人生をどのように選択していくか。そんなシンプルで根本的なことがずっと置き去りにされてきた日本の女性に、今一度「私」とはなにかを問いかける。

私にとって映画『Red』は、そんな作品だった。

■公開情報
『Red』
2020年2月21日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー
出演:夏帆、妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗
監督:三島有紀子
原作:島本理生『Red』(中公文庫)
脚本:池田千尋、三島有紀子
企画・製作幹事・配給:日活
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
企画協力:フラミンゴ
(c)2020『Red』製作委員会
公式サイト:https://redmovie.jp/

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