『スカーレット』結婚から急展開で舞台は4年後に 喜美子たちの幸せな生活の一方、忍び寄る暗い影も……

『スカーレット』幸せと同時に忍び寄る暗い影

 気がかりなのは、女性陶芸家としての才能を開花し始める喜美子の一方で、いまだ陶芸家として売れることのできていない八郎。喜美子にコーヒーカップを注文した女性・橘(紺野まひる)、そして琵琶湖大橋の取材で定期的に信楽に来ていた、ちや子(水野美紀)も喜美子の才能を認め、女性陶芸家として作品を作ることを強く勧める。心ここに在らずといった返事をする八郎は、少し浮かない表情にも見える。今後、喜美子が女性陶芸家として活躍することは第1回ですでに示されており、その未来を考慮すると、八郎に眠るであろう陶芸家としてのプライドが、やがて葛藤を生んでいくのではないかと想像させる。

 第13週では、「自由は不自由や!」でお馴染みのジョージ富士川(西川貴教)が再登場。「こういうことなんで」と百合子(福田麻由子)の肩を抱く信作(林遣都)。さらに、体調の悪かった常治(北村一輝)の余命が、もう長くないことが分かる。タイトルは「愛いっぱいの器」。涙なしには見られない週となりそうだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
NHK連続テレビ小説『スカーレット』
NHK総合にて、2019年9月30日(月)〜2020年3月放送予定
出演:戸田恵梨香、北村一輝、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、佐藤隆太、大島優子、林遣都、財前直見、マギー
水野美紀、溝端淳平、木本武宏、羽野晶紀、三林京子、西川貴教、松下洸平、イッセー尾形 ほか
脚本:水橋文美江
制作統括:内田ゆき
プロデューサー:長谷知記、葛西勇也
演出:中島由貴、佐藤譲、鈴木航ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/scarlet/



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