『なつぞら』天丼から感じた清原果耶のルーツ 止まっていた姉妹の時間が動き出す
マコプロでは一久が、「たまごが美味しそうに見えない」となつに書き直しを依頼する。なつは神地(染谷将太)が焼く目玉焼きを観察しながら、ツルッとした動きを模写し、正確にアニメーションへと落とし込んだ。しかしなかなか美味しそうな様子が伝わらず苦戦する。そこで神地は、色の変化も重要だと桃代(伊原六花)を巻き込む。さらに集まってきた茜(渡辺麻友)と下山(川島明)が卵の焼けているいい香りを吸い込んでうっとりする。するとその仕草にヒントを得たなつは、ソラとレイにも同じようなシーンを作りたいと提案するのであった。
創意工夫のかいがあって、目玉焼きのシーンは大反響を呼ぶ。外注先からの原画を直すことに苦言を呈していた麻子(貫地谷しほり)も、この反響に喜んだ。するとしばらくして、千遥がなつの元を訪れる。千遥は離婚を決意していたのだ。千遥の苦悩をまだ知らぬなつは、どのように手を差し伸べるのだろうか。
■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter
■放送情報
連続テレビ小説『なつぞら』
4月1日(月)〜全156回
作:大森寿美男
語り:内村光良
出演:広瀬すず、松嶋菜々子、藤木直人、戸次重幸、吉沢亮、大原櫻子、犬飼貴丈、増田光桜、中川望、古川凛、小林綾子、草刈正雄 ほか
制作統括:磯智明、福岡利武
演出:木村隆文、田中正、渡辺哲也ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/