抜群の歌唱力は過去作でも 『ロケットマン』タロン・エジャトンについて知りたい9つのコト
『キングスマン』(2015年)のメガヒットで一躍スターダムにのし上がったタロン・エジャトン。ヒュー・ジャックマンが演じた『ウルヴァリン』役の後継者として噂されている注目のイギリス人俳優だ。とはいえ、彼がエルトン・ジョンを演じた『ロケットマン』が公開されるまで、彼の名前を知らなかった日本人は少なくないだろう。世界中を驚かせた抜群の歌唱力と演技力で、今年のオスカーノミネーションもとり沙汰されているタロン・エジャトンの素顔をのぞいてみたい。
1. エガートンなの、エジャトンなの⁉
『ロケットマン』のプレミアで来日したタロンに筆者が取材したときに聞いてみたら、彼の発音では「エジャ」と「トン」の間にかすかな発音の「R」があった。ただ、「G」にアクセントをつけた「エジャートン」や「エガートン」と伸ばすのは違うような気がする。正確に書けば「エ」にアクセントをおいた「エジャ“(小書きの)ル”トン」かもしれない。しかし、それは面倒くさすぎるので、「エジャトン」でよいだろう。気になる人はYouTubeでタロンが登場するトークショーなどを鑑賞してみるのもよいかも。
ちなみに、彼の名前の「Taron」は本来は、彼が出身のウェールズ地方の言葉、ウェールズ語で“雷”という意味の「Taran」のハズだったが、母親がミススペルしてしまったらしい。
2. 故郷の名前が長すぎる!?
タロンが出身のウェールズ地区は13世紀にはイングランドから独立していた歴史もあり、タロンにはイギリス人というよりはウェールズ人だというアイデンティティがあるらしい。おもしろいことに、海外のトークショーでしょっちゅう話題にのぼるのがタロンの故郷の名前――「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndropwllllantysiliogogogoc」。
……なんとウェールズ語で58文字もある。2016年にオンエアされたトークショー『The Tonight Show』では、『イーグル・ジャンプ』(2016年)の共演者であるヒュー・ジャックマンもこの町の名前を読むのに挑戦。さすがにこの町出身者のタロンだけはきちんと発音できたようだ。
3. 花より団子⁉
インタビューで会った実物のタロンは小ぶりでキュートな面差しと、目が合えばニコっと笑ってくれるフツーの人っぽさ、冗談好きな性格が魅力的だったのだが、筆者は彼のタンクトップからはみ出た大胸筋に目が釘付けに! 身長175cm、体重78キロと噂される彼はスラっとしているというよりは、見事に鍛え上げたがっちり体形の持ち主だ。
あるインタビューでは、『キングスマン』に登場するようなサヴィロードの高級スーツはお金があっても買わないとのこと。それよりも「ナイスな寿司ディナーに行くほうがいいね。寿司は大好きなんだ」と語ったタロン。筆者にも、「観光する時間はあんまりないけど、昨日の夜は素晴らしい寿司を食べたんだ! 明日のプレミア前にもなんか美味しい日本食を食べたい」と食べ物愛を語っていた。
ストイックに「大体いつもワークアウトしている」(※1)という筋トレ系男子には珍しく、チョコレートケーキとビールがやめられないとか!