『仮面ライダーゼロワン』主役に抜擢! 高橋文哉が語る、オーディションの裏側と1年後の自分の姿
「僕は『ジオウ』を越えたいと思っている」
――子どもが観る作品ということで、意識していることは?
高橋:わかりやすさを意識しています。「或人はうるさいけど、おもしろい」とか「『A.I.M.S.』は怖いけど、強い」とか、素直に感じてもらえたらいいなって。それから、大人は目線やちょっとした声の変化でも、悲しいと嬉しいとの違いがわかるけど、子どもは涙を流しているのを見たら「悲しい」と思うかもしれない。でも、涙には悲しい涙だけではなく嬉し涙もある。そこが子どもたちにも伝わるように、もっと演技の幅を広げていきたいです。
――撮影に入ってみて驚いたことはありますか?
高橋:セットですかね。素晴らしくクオリティが高くて、「これ家じゃん!」みたいなものもあったり(笑)。
――では、課題に感じていることは?
高橋:やっぱり芝居。僕は“自分の殻を破る”っていうことをクランクインしてからずっと考えているんです。お笑いシーンは服装も髪型もおもしろい感じになっているし、たくさんのエキストラさんの前で本気でつまらないギャグをやるって、人生でなかなかないなと思って(笑)。一度、恥ずかしいとかスベるとか気にせず、思いっきり好きなようにやってみたら、監督から「或人、いいね」と言ってもらえたんです。
――それは嬉しいですね!
高橋:演技をしていて、「うわ~、楽しい!」と感じた瞬間でした。芝居をすることも、或人っていう人物もおもしろいと思えて、ここでひとつ目の殻を破りました。これからも殻を破って破って、新しい或人や新しい高橋文哉を見せていきたいなと思っています。
――1年後、どんな自分になっていたいですか?
高橋:僕は『ジオウ』を越えたいと思っているんです。それは芝居のクオリティではなくて、物語をどれだけ盛り上げられるかということ。『ジオウ』が本当におもしろい作品だからこそ、そこを越えて行きたいと思う。そして1年後には、新しい仮面ライダーが生まれるので、その人たちに「これを超えたいな」と思ってほしいですね。
――もともと負けず嫌い?
高橋:そうなんですよ。でも、芝居で悔しさを感じたことで、今までとは違う自分を見つけられて、そんな自分も受け入れることができた。それが撮影が始まって感じた最初の成長だと思っています。
(取材・文・撮影=nakamura omame)
■放送情報
『仮面ライダーゼロワン』
テレビ朝日系にて9月1日(日)放送スタート。毎週朝9時〜
出演:高橋文哉、岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、井桁弘恵、中川大輔、砂川脩弥、児嶋一哉(アンジャッシュ)ほか
原作:石ノ森章太郎
脚本:高橋悠也ほか
音楽:坂部 剛
プロデューサー:井上千尋(テレビ朝日)、水谷圭(テレビ朝日)、大森敬仁(東映)
アクション監督:渡辺淳(ジャパンアクションエンタープライズ)
特撮監督:佛田洋(特撮研究所)
監督:杉原輝昭ほか
企画協力:国立情報学研究所 仮面ライダー協力有志チーム
制作:テレビ朝日、東映、ADK EM
(c)2019 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/zero-one
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<応募締切>
9月8日(日)