中川大志が明かす、『なつぞら』イッキュウさんから受けた刺激 「熱量だけは失っちゃいけない」

中川大志が明かす、坂場役から受けた刺激

ーー坂場の不器用で鈍臭いところをどう意識しましたか?

中川:坂場は笑いどころのある人間にもしたいと思っていて、まっすぐさと、周りからどう思われているか自覚していないところが滑稽など、人間味のある部分を出していきたいなと。カレーパンのカレーを本にこぼしちゃうとかが要所要所で出てきてかなり苦戦しながらやっているんですけど、自分的にやりすぎたかなという箇所もあって反省しています(笑)。

ーー中川さんご自身は器用なんですか?

中川:あそこまで不器用ではないと思ってます。けっこう難易度高いんですよ(笑)。カレーパンも、カレーの硬さやどこをどうかじったらどのタイミングでこぼれるのかなど計算されたシーンなので、僕が不器用ならあのシーンはできないと思っています(笑)。

ーー中川さんが豊臣秀頼役として出演した大河ドラマ『真田丸』と『なつぞら』は演出チームがほぼ同じですが、懐かしさを覚えることもあったのではないでしょうか。

中川:『真田丸』は、自分にとってはすごく大きな現場で、反響もたくさんいただきましたし、尊敬する大先輩の役者の皆さんとあの舞台に立たせていただいた時間は、自分の中に大きなものとして残っています。今回その時にお世話になったチームのスタッフさんがたくさんいるので、また一緒にやらせてもらえるというのは嬉しかったです。キャラクターは全く違うんですけど、それでもやはり少しでも成長した姿は見せたいですし、今回は秀頼役の時よりも撮影期間も長いので、より演出部の皆さんとたくさんお話しする時間もあり、すごく心強いです。

ーー『真田丸』の経験はその後どのように活きていますか?

中川:ちょっとやそっとの現場でビビらない度胸は間違いなくついたと思います。大河も朝ドラも共通して、セットで長回しでの撮影が多いんです。『なつぞら』の喫茶店のなつから一度別れを告げられるシーンも長回し1回で、すごく緊張感があったんです。頭から最後までどれだけ長いシーンでも、その一瞬にかける瞬発力やその空気からしか生まれない緊張があるなと僕は感じています。今回も一番最初に登場して「馬の絵がおかしくないですか?」と指摘するシーンも10分以上の長回しで、そういう緊張感も楽しんでやっています。

(取材=石井達也/構成=安田周平)

■放送情報
連続テレビ小説『なつぞら』
4月1日(月)~全156回
作:大森寿美男
語り:内村光良
出演:広瀬すず、松嶋菜々子、藤木直人/岡田将生、吉沢亮、清原翔/安田顕、音尾琢真/小林綾子、高畑淳子、草刈正雄ほか
制作統括:磯智明、福岡利武
演出:木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/

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