タロン・エジャトン、ワンカットで歌って踊る 『ロケットマン』ミュージカルシーン本編映像公開

『ロケットマン』ミュージカルシーン本編映像

 映画『ロケットマン』の本編映像が公開された。

 本作は、『キングスマン』シリーズのタロン・エジャトン主演、『ボヘミアン・ラプソディ』の最終監督を務めたデクスター・フレッチャー監督のタッグで贈る、エルトン・ジョンの半生を映画化したミュージック・エンターテインメント。

 エルトン・ジョンを演じたエジャトンのほか、『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベル、『ジュラシック・ワールド』シリーズのブライス・ダラス・ハワード、『シンデレラ』のリチャード・マッデンらが出演。『キングスマン』シリーズの監督マシュー・ヴォーンと、エルトン・ジョン自身も製作として参加している。

『ロケットマン』 本編映像

 公開された本編映像では、エジャトン演じる19歳のジョンが遊園地を歩きながら、約300人のエキストラと約50人のダンサーとともに「SATURDAYNIGHT’S ALL RIGHT FOR FIGHTING/土曜の夜は僕の生きがい」を歌い踊るミュージカルシーンが描かれている。

 数分間に渡って、エジャトンが様々なアトラクションの中にも足を踏み入れ、ダンスやアクションを行うさまをカメラが追い続ける本シーンは、4台のカメラ、3つのクレーン、10台のゴーカートを駆使してワンカットで撮影された、移動するカメラの位置やタイミングなどの調整がとても難しいシーンの一つ。この大掛かりな撮影を成功させるために、6か月前から振付を決めたり、リハーサルを重ねたりと、念入りに準備を進めた。

 フレッチャー監督は「このシーンを観た人が、”いや、あれはすごかった!”と、言ってくれることを願うね。このシーンでは、エルトンの音楽的影響の起源も見て取れるし、周りの人間や、各自の違いを称えるエルトンが描かれている。それこそ彼の一面であり、彼の心だからね。ミュージカルのシーンとして、画面がつねに動いていて、躍動的なむき出しの若さを表している。だからワンカットなんだ。撮影監督のジョージ・リッチモンドには、“ぜんぶ一度に、ワンカットで撮影しよう。動き続けて、流れ続けて、継ぎ目をなくすんだ”と伝えた。このシーンは、エルトンが世界の荒波へと踏み出していく場面だからものすごく重要なんだ」と本シーンの重要性を語った。

 エジャトンも「この映画はミュージカルで、歌がたんなるパフォーマンスとしてだけでなく、回想の瞬間としても歌われる。僕も本当に気に入っていて、どの瞬間もすごく好きなんだ。こんな形でエルトン・ジョンが自分の曲を歌わせてくれるなんて、言葉にできないほど誇りに思ってる」とミュージカルシーンに込めた想いを明かしている。

■公開情報
『ロケットマン』
8月23日(金)全国ロードショー
出演:タロン・エジャトン、ジェイミー・ベル、ブライス・ダラス・ハワード、リチャード・マッデン
監督:デクスター・フレッチャー
脚本:リー・ホール
製作:マシュー・ヴォーン、エルトン・ジョン
配給:東和ピクチャーズ
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