宮沢氷魚の抱える秘密が明らかに 『偽装不倫』それぞれの“嘘”の行方

『偽装不倫』宮沢氷魚のバックボーン明らかに

 勘違いから丈(宮沢氷魚)に立ち去られてしまった鐘子(杏)。運命を感じた恋を失い、丈には病気があることが発覚した『偽装不倫』(日本テレビ系)第4話は、波乱の展開となった。丈と岩手旅行を計画していた鐘子は、当日まで丈とメッセージのやり取りをし、久しぶりの恋心に浮かれていた。しかし旅行当日、鐘子は偶然義兄の賢治(谷原章介)と一緒にいるところを丈に見られてしまう。鐘子が以前、賢治の写真を「夫」だと丈に伝えていたせいで、丈は身を引いて、待ち合わせから立ち去ってしまったのだ。

 一方、ボクサーの風太(瀬戸利樹)と不倫中の葉子(仲間由紀恵)は、電話越しの風太の声で賢治に関係を勘付かれてしまった。賢治は大きくショックを受ける。

 鐘子と丈の旅行はそのまま頓挫してしまった。そして、旅行を辞めた丈には、実は秘密があった。脳に腫瘍があり、治療がかなり困難だという。

 第4話では、常にミステリアスな存在であった丈の秘密が明かされた。あえて不倫をする理由は、丈は脳にある腫瘍のせいでもう長く生きられないかもしれず、これから恋をする人が他に愛する人がいれば傷つけないですむという考えからであった。丈は鐘子に夫がいると思っているので、鐘子が夫と過ごす時間が少ないことを寂しいと感じていのるかを尋ねる。鐘子は何気なく返答していたが、あれは実は丈なりに、鐘子にさらに寂しい思いをさせないようにとの気遣いにも見える。繊細で思いやりのある丈らしい考えだろう。そんな丈の繊細さは、宮沢の仕草や表情からもうかがえる。長い手足を持て余さず、スマートに動く宮沢は、年の割に落ち着いていて堂々として見える。まさに、丈の魅力を体現しているのだ。

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