『なつぞら』「僕の人生には君が必要」中川大志がついにプロポーズ 亜矢美の切ない過去も明らかに
長編映画の作画監督を任されるようになった下山(川島明)のおかげもあり、演出として長編映画に携われるようになった坂場(中川大志)。なつ(広瀬すず)にそのことを伝えた坂場は、なつにも原画に参加してほしいと言う。そしてその後、彼は意を決したようになつにこう伝える。
「そしてもし……もしこの長編映画を成功させたら……成功したら、僕の人生には君が必要だということになります」
「は?」と戸惑うなつ。しかし坂場はさらに思い切った言葉を口にする。
「僕と……僕と、結婚してください。結婚してくれませんか?」
『なつぞら』(NHK総合)第104話のエンディングはこんな衝撃的なシーンで幕を下ろした。一体、このあとどんな物語が続くのか、翌日以降のドキドキの展開に期待が高まる。一見そりが合わないようなところがあっても、これまでの仕事を通して、ある種の信頼感を築いてきた2人。周りには2人のことを「お似合い」だと言う声もあったわけだが、果たして2人の関係はどうなるのだろうか……。
さて、第104話では上記のなつと坂場のシーンよりも前に、いくつかの重要な話があった。ひとつは、亜矢美(山口智子)の過去である。亜矢美の昔を知る人々が「風車」で語っていたことによると、彼女の熱心なファンの1人に、とある男子学生がいたという。当初はあまり目立っていなかった亜矢美であったが、彼は彼女の才能を本気で信じていた。そして彼は台本を持ち込んで採用されたのをきっかけに、何本もの台本を書いては、亜矢美をソロで踊らせ、亜矢美はどんどん人気を獲得していったのだった。