姫川班、解散ーー『ストロベリーナイト・サーガ』亀梨和也の切ない想いの行方

『ストロベリーナイト・サーガ』姫川班解散のその後

 前回の「インビジブルレイン」の結末、解散した姫川班のその後である「アンダーカヴァー」を描いた『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)第9話。「アンダーカヴァー」は誉田哲也作の姫川玲子シリーズ短編集『インデックス』に収録された短編であり、姫川班のその後の物語が中心になっている。過去には竹内結子主演『ストロベリーナイト』の土曜プレミアム特別企画にて映像化された。

 「インビジブルレイン」の一件で、姫川班はそれぞれ違う部署へ異動になってしまう。姫川(二階堂ふみ)は池袋の配属になり、新たな事件を追っていた。そこで捜査二課と同じ人物を追うことになる。その人物は偽名を使い、集団で詐欺を働いていた。詐欺被害にあった会社の社長が自殺したことで姫川は事件を追っていた。姫川はその中の1人である人物の価値観に対して苦言を呈す。「人はひとりで生きている」と言う犯人に、姫川は、自分がここまでやってこれたのは常に誰かの支えがあったからだと主張し、自分はひとりじゃないと強く訴えたのだ。

 守れなかった命もあったけど、と話した姫川。画面には大塚(重岡大毅)や、幼い頃の姫川を支えた刑事・佐田、姫川班のメンバーなどが次々に写った。姫川にとっての大塚、佐田の存在、そして姫川班の存在がどれほど大きいものであったかが受け取れた。姫川は新しい場所に行ってもまた必ず捜査一課に戻ってきて皆を呼び寄せると誓った。

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