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『ストロベリーナイト・サーガ』インタビュー

『ストロベリーナイト』なぜ再び? プロデューサーが憧れた「姫川玲子シリーズ」の新しい世界観

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 2010年のスペシャルドラマ放送から、2012年には連続ドラマ化、2013年には劇場版も公開された竹内結子主演『ストロベリーナイト』が、この春『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)として新たに生まれ変わる。キャスト、スタッフを一新し、再び「姫川玲子シリーズ」を映像化する理由をプロデューサーの渡辺恒也氏に聞いた。

「姫川と菊田の2人の関係の変化」

ーー今回はフジテレビ木曜劇場枠での放送になりますが、そもそもどのように企画が進んでいったのでしょう?

渡辺恒也(以下、渡辺):前回、僕が担当したのが月9ドラマ『海月姫』で楽しいコメディドラマだったので、最近やっていなかったという個人的な思いですが、刑事ドラマをやりたいと考えていました。それと元号が変わるタイミングでもあるし、刑事モノに限らず、今の時代の映し鏡になるような、時代性を切り取った社会派の要素のあるものをやりたいと思っていて。刑事モノだと、毎回起きる事件の犯人を探すミステリーの部分と、主人公たちが窮地に立たされながらどう脱していくのかというサスペンスの要素が作れます。昔から刑事モノの色んな作品がありますが、それだけの面白さ、力強さがあると思っているので、次はそういうドラマを作りたいなと考えていました。

ーーその中でもすでに人気作となっている「姫川玲子シリーズ」を再び実写化しようと思った経緯は?

渡辺:刑事モノのなかでも、女性主人公をやりたいなと原作も含めて探していた中で、参考にしようと『ストロベリーナイト』シリーズを観たんです。映画の後に原作の「姫川玲子シリーズ」の長編の新作が3作ほど出版されていて読んだのですが、そこで描かれていた姫川と菊田の2人の関係の変化をすごく新鮮に感じました。今回、『サーガ』と名付けていることに繋がりますが、「姫川玲子シリーズ」の新しい3作の世界観まで含めて作りたく、一から姫川と菊田の関係性を描くには、「ストロベリーナイト」という最初の事件から描かなければと思いました。途中からこのストーリーの部分だけ別のキャストでやりましょうとなるのは変な話だし、前作で描いていた話も含めて最初からもう一度再構築していくシリーズをやりたいと企画しました。

ーー現代版としてどのような要素が加わっていくのでしょうか。

渡辺:原作の一番新しい「ノーマンズランド」が2017年に出版されていますが、実際に2009年に書かれた最初の「ストロベリーナイト」以降、その時その時の時代性を切り取ったテーマが原作の中にも描かれているんです。実際に起きた薬害エイズの事件がテーマになっている話もありますが、インターネットやSNSで知り合った人間が犯罪に巻き込まれるようなことは10年前と今ではちょっと違う形になるだろうと思います。原作にない部分で+αどこまでやっていくかによりますが、今の2019年だからこそ起こりうる犯罪は一つのテーマとして入れていきたいです。

ーー最近のTVドラマは、実際の社会問題を題材にしたり現代のリアルな実状とリンクした仕掛けが多いなと感じます。

渡辺:飽きさせないためですかね。今、ドラマって、地上波以外にもたくさんある中から選ばれるし、過去の名作も手軽に観れるようになってきてますよね。そうした中で、今観てもらう理由を作り出さないといけないのが制作者の使命だと思っています。

      

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