向井理が秘めた気持ちをついに吐露 『わたし、定時で帰ります。』互いに補い合うことで“チーム”へ

向井理が秘めた気持ちをついに吐露 『わたし、定時で帰ります。』互いに補い合うことで“チーム”へ

 「できる側」と「できない側」。「救う側」と「救われる側」。「我慢する側」と「我慢させる側」。私たちはある一面だけを見て、簡単にボーダーを引いて「相手は向こう側の人」と区別してしまいがちだ。人のことをそう見るだけではなく、自分自身にもいつしかそんな縛りを作ってしまう。自分は、誰かを「こっち側」なのだ、と。晃太郎も自分で自分を「救う側」、もがく柊や来栖を「救われる側」と見て手を差し伸べてきた。だが、それもひとつのおごり。そのおごりこそ「こっちの気持ちをわかってない」と言われる所以だ。

 どちらかが、どちらかを救うのではなく、お互いに足りないところを補い合っていくことができるはず。結衣が晃太郎と来栖の間に入り、「チームなのだ」とつなぎとめた意味はそこにある。ついつい周りから求められる「完璧人間」をまっとうしようとする晃太郎には「もっと気楽に」と声をかけ、来栖には「敵じゃない」と、誰も「できない側」にレッテルを張っていないことを改めて伝える。

 いつも見てくれていること、頑張りを見てくれていること、大事にされていること……。自分がどんなふうに思われているのか、声に出してもらって初めて自覚できることがある。そして、自分自身でも声を出してみて気づくことも。何も言わないからといって、傷ついていないわけじゃない。何も言われないからといって、興味がないわけじゃない。伝えていないからといって、好きじゃないわけじゃない。

 「いや……好きですよ。今でも好きです」と、秘めていた結衣への気持ちを、ついに明かした晃太郎。結衣は、結婚というチームプレーに、ワーカーホリックな晃太郎ではなく、正反対の家庭的な諏訪巧(中丸雄一)を結婚相手に選んだ。しかし、今も晃太郎を放っておけないと思うところもありそうだ。果たして、言葉にならない結衣の本音はどこにあるのか。仕事だけが人生じゃない。でも、仕事があっての人生。そんな新時代のヒロインが見つける幸せとは!?

(文=佐藤結衣)

■放送情報
火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』
TBS系にて、毎週火曜22:00~放送
原作:朱野帰子『わたし、定時で帰ります。』シリーズ(新潮社刊)
出演:吉高由里子、向井理、中丸雄一、柄本時生、泉澤祐希、シシド・カフカ、内田有紀、ユースケ・サンタマリアほか
脚本:奥寺佐渡子、清水友佳子
演出:金子文紀、竹村謙太郎
プロデューサー:新井順子、八尾香澄
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/watatei/

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