スティーヴ・クーガンとジョン・C・ライリーが伝説のダンス再現 『僕たちのラストステージ』映像

『僕たちのラストステージ』本編映像

 スティーヴ・クーガン×ジョン・C・ライリー共演作『僕たちのラストステージ』より、本編映像が公開された。

 『フィルス』のジョン・S・ベアード監督がメガホンを取った本作は、ハリウッドでサイレントからトーキー期に活躍した伝説のお笑いコンビ、ローレル&ハーディ(極楽コンビ)の晩年の実話を描いたヒューマンコメディ。共に人生を歩んできたコンビが、人生の晩年に差し掛かり、改めて友情、舞台の大切さに気付いていく模様を描く。

『僕たちのラストステージ』本編映像(アクション編)

 今回公開となった本編映像は、ローレル&ハーディの全盛期を映し出したシーン。1937年、ハリウッド・コメディ界の頂点に君臨していたローレル&ハーディが、後に彼らの代表作となる映画『宝の山』(原題:Way Out West)で、名曲「At The Ball, That’s All」にあわせ、後に彼らの代名詞となるダンスを踊る撮影場面だ。時が経ち、人気がなくなり過去の人になってしまった2人は、再起をかけて行ったイギリスツアーで、公演を盛り上げるために、コントだけでなく定番ネタとしてダンスも披露。「ローレル&ハーディと言えばこれ!」と言われるほど、コンビの代名詞のひとつとなった『宝の山』のダンスは、2人が40代から60代までの約20年間何度も踊り続けてきた彼らの誇りでもある。

 主演のクーガンとライリーは、シーンの重要性にプレッシャーを感じつつも、本作で演技と振り付けを監督したトビー・セジウィックの指示のもと、実際にローレル&ハーディが撮影中にミスをした箇所さえも忠実に再現。本人かと見間違えるほどのクオリティで見事に難しいシーンを演じきった。このシーンについて、クーガンは「我々は寝ていても踊れるくらい、このダンスを何度も何度も踊った。ローレル&ハーディのダンスが素晴らしいのは、彼らが一生懸命踊っているように見せず、軽く流しているかのように見せているということだ。そこまで簡単そうに見せるためには、練習の積み重ねが必要だからね」と撮影の苦労も明かしている。主演2人が見せた並外れた努力について、プロデューサーのフェイ・ウォードは「細かいところまで詳細に再現されていて、本物のローレル&ハーディより本物らしく見えた。ミスまで忠実に再現されていて、完全にはまっていたから、彼らの演技を見ていると魔法にかかったような気分になった」と大絶賛している。

■公開情報
『僕たちのラストステージ』
4月19日(金) 新宿ピカデリーほか全国順次公開
監督:ジョン・S・ベアード
脚本:ジェフ・ポープ
出演:スティーヴ・クーガン、ジョン・C・ライリー、ニナ・アリアンダ、シャーリー・ヘンダーソン、ルーファス・ジョーンズ、ダニー・ヒューストン
配給:HIGH BROW CINEMA
原題:Stan & Ollie/2018年/イギリス・カナダ・アメリカ/英語/カラー/スコープ/DCP5.1ch/98分
(c)eOne Features (S&O) Limited, British Broadcasting Corporation 2018
公式サイト:laststage-movie.com

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる