本田翼が語る、二十歳の自分と今の自分　「経験の差が確実にある」

「自分の心に引っ掛かることはやっていきたい」

――女優業はもちろんですが、モデルや、CM出演、YouTubeでのゲーム解説など、多方面で活躍されています。今は楽しいですか？

本田：楽しいです。私は、これしかできない、というよりもこれもやりたいしあれもやりたいし色んなことができるようになりたい方です。ゲームに関しては純粋に好きな気持ちだけでやっているのでまた別かなとは思いますが、できないことが多いより、できることが多いほうが楽しいと思っています。

――好奇心が旺盛なんですかね。

本田：そこまで趣味が多いというわけではないですが自分がしてみたいと思ったらやります。自分の心に引っ掛かることはやっていきたいですね。

――そのなかで、本田さんにとって女優業の立ち位置は？

本田：自分にとってですか…。そうですね、例えばスタートはモデルやアイドル、タレントさんでも演じることに挑戦する方は多いと思うのでやっぱり魅力的なお仕事なのかなと。客観的ですね（苦笑）。

――本田さんは実際にお仕事されているわけですが。

本田：私の場合、始めたきっかけが自立するためだったので（苦笑）。大学に行くか行かないか、人生の選択をすべきときに、きっかけとして、ドラマや映画のお仕事を始めさせていただきました。ありがたいことにこれまでお仕事をいただけているので頑張ってこれたんだと思います。

――でも、やっぱりご自身と合うものがあったんでしょうね。

本田：そうですね。毎日が新鮮なお仕事なので、とても楽しいですし、やりがいを感じています。

――さきほど大学に行くか行かないかというお話がありましたが、当時、入学の費用をご自身で貯めていたそうですね。

本田：はい。貯めていました。

――先のことを考えてしっかり計画されるタイプなのかなと感じましたが、女優というお仕事に計画を立てるのは難しそうです。

本田：そうですね。そもそもこんなに続けていられていること自体にビックリしています。将来どういう女優になっていきたいかと聞かれることがありますが、そうしたことも正直、分からないんです。作品や人との巡り合わせかなと感じています。

――この『ラジエーションハウス』では、本田さん自身、どんなところに期待していますか？

本田：多分、杏は技師の方との関係性が変わって成長していくのだろうとは思っていますが、窪田さんが演じる唯織ともどうなるのか気になりますね。原作コミックでもまだそこまで描かれていないので、たぶん途中からはドラマのオリジナルの展開になるのだと思います。どうなっていくか、私もすごく楽しみです。

（取材・文・写真＝望月ふみ）

■放送情報
『ラジエーションハウス～放射線科の診断レポート～』
フジテレビ系にて、4月8日（月）スタート毎週月曜21:00～21:54放送
※初回放送は30分拡大（21:00～22:24）
出演：窪田正孝、本田翼、広瀬アリス、浜野謙太、丸山智己、矢野聖人、山口紗弥加、遠藤憲一、鈴木伸之、浅野和之、和久井映見ほか
原作：『ラジエーションハウス』（原作：横幕智裕、漫画：モリタイシ、GJ／集英社）
脚本：大北はるか
プロデュース：中野利幸
演出：鈴木雅之
制作著作：フジテレビジョン
(c)フジテレビ
公式サイト：https://www.fujitv.co.jp/radiationhouse/