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最終幕の主役は西村元貴に? 『まんぷく』で初めて描かれた父と子の物語

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「天才なんや、父さんは。天才の考えることについていくやなんて僕には無理や」

 偉大な人物を親に持つとき、時にその子どもは大きな十字架を背負ってしまうことがある。自分もいつか親のようにならなくてはならないのか、あるいは親を超えなくてはならないのか? 考えれば考えるほど、自分を追い込んでしまう。

 ただ、福子も別に源にプレッシャーをかけようとはしていないはずだ。第一、そっくりそのまま萬平のような人間になることはとても困難なことである。福子としては、源には萬平の姿を見ながら、開発のやりがいや喜びを感じ取ってほしいという願いもあるのだろう。だから、とにかくまずは萬平の横で同じことをやってみることから始まるのではないか。ちょうど、忠彦の作品を弟子の名木(上川周作)が真似てみたように。

 もちろん、そっくりそのまま同じことをやっていては何も成長できない。まずは先達と同じ目線で、同じ物を見てそのノウハウを取り入れてみる。そして、そこから自分だけのやり方、価値観を手に入れることで人は物事を学んでいく。「僕には無理だ」と源は言う。しかし、自分らしく自分なりの情熱の注ぎ方を手に入れることは「無理」ではない。先ほども述べたように、完全に萬平になりきることなどできない。自分はあくまで自分なのであって、親になることがゴールなのではない。そのことに気づけたとき初めて源は、父親という存在を前にした困難を克服しうるはずだ。

(文=國重駿平)

■放送情報
NHK連続テレビ小説『まんぷく』
10月1日(月)〜2019年3月30日(土)【全151回】
作:福田靖
出演:安藤サクラ、長谷川博己、松下奈緒、要潤、大谷亮平、桐谷健太、瀬戸康史、岸井ゆきの、松井玲奈、深川麻衣、中尾明慶、毎熊克哉、加藤雅也、牧瀬里穂、西村元貴、松坂慶子ほか
語り:芦田愛菜
制作統括:真鍋斎
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/mampuku/

      

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