『グッドワイフ』吉田鋼太郎との戦いに終止符 唐沢寿明を罠にはめた黒幕が明らかに

『グッドワイフ』黒幕が明らかに

 昨年、社会現象を巻き起こし現在でもブームが続いている『おっさんずラブ』(テレビ朝日)にて、“部長”ことヒロイン・黒澤武蔵を演じ、再び注目を浴びている吉田鋼太郎。今年で還暦を迎えた吉田は、舞台俳優として蜷川幸雄が演出するシェイクスピア作品、『アントニーとクレオパトラ』や『ヘンリー四世』では主演を務めるなど、名高い評判を受けている。テレビドラマとしては、2016年放送の『東京センチメンタル』(テレビ東京系)で初の主演作を好演。つまり、近年になって再びブレイクを果たした俳優といっても過言ではない。吉田が演じる脇坂は、人間くさい役柄だ。ライバルである蓮見を起訴に追い込むため、盗聴という違法捜査にまで手を染める。結果、保釈という末路に脇坂は書類を撒き散らし、感情を露わに。還暦から滲み出る渋さと激情的な役柄を演じ分けるその振り幅が、吉田の魅力だと改めて再認識させられる。

 物語は第6話、後半戦へ。保釈してくる壮一郎を前に、「話がある」と杏子に切り出した多田征大(小泉孝太郎)との展開も気になるところ。また、冒頭で人物相関図に南原が追加されていると記したが、もう一人新たに加わっている人物が壮一郎との女性スキャンダルを報じられた遠山亜紀(相武紗季)。「騒動が収まりつつあった中、再びインタビューを受けて暴露する」とあることから、壮一郎らの前に立ちはだかることになるだろう。折り返し地点を迎えた『グッドワイフ』は、どのようなラストに向かっていくのか。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
日曜劇場『グッドワイフ』
TBS系にて、2019年1月13日(日)スタート 毎週日曜21:00〜21:54
出演:常盤貴子、小泉孝太郎、水原希子、北村匠海、滝藤賢一、賀来千香子、吉田鋼太郎、唐沢寿明
脚本:篠崎絵里子
チーフプロデュース:瀬戸口克陽
プロデュース:東仲恵吾
演出:塚原あゆ子ほか
原作:based on “The Good Wife” produced in the United States by CBS Television Studios in association with Scott Free Productions and King Size Productions, and distributed by CBS Television Distribution”
制作:TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/the_good_wife2019/

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