『初めて恋をした日に読む話』インタビュー
深田恭子が明かす、『初めて恋をした日に読む話』男性陣3人の魅力 “こじらせ女子役”への心境も
「みんなに混ざらないで我慢」
ーー第1話で順子は花火をしている若者たちを、眩しいなという眼差しで見ていましたね。
深田:学生たちのシーンを見ていると羨ましくなります。とにかく元気がよくて、撮影の時に本当は私も一本くらい花火をやりたかったんですけど、その後にびしょ濡れになるカットがあって。なので、みんなに混ざらないで我慢していました(笑)。
ーー深田さんはおっとりした口調で話すイメージで、順子が保護者に噛み付くシーンでは正反対に感じました。
深田:強い言葉を言うシーンは、それがお説教のようにならないように気をつけています。自分の人生がこうだったからこうしちゃいけないんだと語る人なので、上からではなく同じ目線で、まっすぐに伝わったらいいなと意識しています。
「きっと自分に新しい何かをくれる」
ーー順子は東大受験に失敗したのがきっかけにコンプレックスを抱えていますが、深田さん自身の転機となった作品はありますか?
深田:どの作品も大切に思って演じているので、一つを選ぶのは難しいです。毎回、この作品がきっと自分に新しい何かをくれる、何かが見つかったらいいなと思いながら演じています。
ーー深田さんは、デビュー以来ほぼ毎年連続ドラマに出演して活躍を続けていますね。
深田:ありがたく思いながら、丁寧に演じさせていただいています。とにかくいただいた役を演じるので毎回精一杯ですね。
ーー『ダメな私に恋してください』に続き、非モテ系のこじらせ女子の役が多いですよね。
深田:こじらせ感があるんでしょうか・・・(笑)。
ーー見てる方は、深田さんがイメージと真逆の役を演じているのが楽しいんだと思います。
深田:いやいやいや。
ーードラマの後半に向けての見どころをお願いします。
深田:見ていて明るい気持ちになれたり、優しい気持ちになれたり、自分も頑張ろうと前向きになれるようなドラマになっています。そして、イケメン男性陣の3人のそれぞれのアプローチの仕方が違って、見ている方はドキドキして忙しくなっていくんじゃないかと思います。後半は順子の周りの人たちが、3人の想いを教えてあげたくて、背中を押してあげたいという気持ちが渦巻いているような状態になっていくと思うんです。順子が目の前のフィルターをなくせば見えてくるはずなんですけど、なかなか……。どう展開していくのかは全く予想もつかないですが、とんでもなく悲しいことが起こるようなドラマではないと思うので、みなさんに楽しみにしていただきたいです。
(取材・文=大和田茉椰)
■放送情報
火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』
TBS系にて、毎週火曜22:00~
出演:深田恭子、永山絢斗、横浜流星、中村倫也
安達祐実、皆川猿時、髙橋洋、真凛、生瀬勝久、檀ふみ 他
原作:『初めて恋をした日に読む話』持田あき(集英社『クッキー』連載)
脚本:吉澤智子
プロデューサー:有賀聡(ケイファクトリー)
演出:福田亮介ほか
製作:ケイファクトリー、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/hajikoi_tbs/