『イノセンス 冤罪弁護士』川口春奈が大きな存在感を発揮 坂口健太郎をめぐるストーリーも動き出す

『イノセンス 冤罪弁護士』川口春奈が大きな存在感を発揮 坂口健太郎をめぐるストーリーも動き出す

 人によって作り上げられた“イメージ”によって、身に覚えのない罪をかけられてしまう人々――。『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)第2話では、コンビニでの強盗致傷を疑われた青年・十勝岳雄(山田裕貴)の容疑の真相に迫るため、黒川拓(坂口健太郎)率いる弁護士チームが奮闘。様々な登場人物によって発せられた「偏見」という言葉が、本作のテーマとして浮き彫りになった。

 第1話同様、冒頭で描かれたのは、偏見を持った刑事による自白の強要。偏見というのは、冤罪事件の要因のひとつであるが故に、このドラマの肝になってくる問題なのだろう。第2話では序盤から、「ルックスがよくて弁護士なら、料理ぐらいは下手なのが世間の常識」「片親だから子どもをうまく育てられない」「札付きのワルだからこの事件もあいつの仕業に違いない」など、偏見によってうがった人物像を作り上げてしまっている人々が描かれていく。

 最初の接見において、誰も本当の話を聞いてくれないことに辟易していた岳雄は、「どうせやったと思ってんだろ」と楓(川口春奈)に言い放つ。ここで示唆されるのは、偏見というのは「うまくコミュニケーションをとれない」ことによって作り上げられてしまうものなのかもしれないということ。細部ではあるが、拓たちがガソリンスタンドの監視カメラを調査している場面で後ろに浮かび上がる「COMMUNICATION」という白い文字にも、本作の確固たるメッセージが読み取れる。

 真実を追うよりも、「片親だからグレた」「グレていたから強盗した」という“わかりやすい型”にはめていくほうが、労力や時間がかからず楽なのは確かだ。しかしそれで良いわけがなく、このドラマで光っているのはやはり「わからない、だから調べる」という一貫した姿勢のもと、事件の真相を追う拓の姿だった。 

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

音楽記事ピックアップ