新キャストも続々登場 『下町ロケット』古川雄大が“ワル”すぎるとSNSでも話題に
日曜劇場『下町ロケット』(TBS系)が第6話より、「ヤタガラス編」に突入した。佃製作所を離れ米農家を継ぐことを決意した殿村直弘(立川談春)、帝国重工の宇宙航空部から新規事業を提案し宇宙企画推進グループ部長に異動となった財前道生(吉川晃司)など、既存キャストはそのままに、新たに多くのキャストが登場した。特筆すべきは、佃航平(阿部寛)の大学時代からの友人である野木博文(森崎博之)を抜けば、そのほとんどが“悪役”であることだ。
ギアゴーストを退社した島津裕(イモトアヤコ)の代わりに伊丹大(尾上菊之助)がスカウトした氷室彰彦(高橋努)は、すっかり悪者に染まってしまった伊丹が連れてきたこともあり、鉢合わせした佃製作所の面々に喧嘩を売る始末。かつて、野木と提携を結ぶが研究データを持ち逃げしていったキーシンの社長・戸川譲(甲本雅裕)、北堀企画の社長・北堀哲哉(モロ師岡)の2人は、帝国重工の取締役・的場俊一(神田正輝)へ復讐する一心で繋がった重田登志行(古舘伊知郎)と伊丹と共に、ヤマタニ製作所で事業を起こそうと結託する。その4人の人相の悪さは、大ボス・的場にも負けていない。
そして、第6話で新たに登場するもう一人の悪役が、吉井浩(古川雄大)。大農家の三男坊で、農林業協同組合に所属する。農林協を通さずにスーパーや個人客と直接取引をしていることで、殿村を目の敵にしているという。ポケットに手を入れながら米倉庫にずかずかと入ってきた吉井は、飄々とした態度で軽く自己紹介。トラクターのタイヤをグイグイ踏みつけては、殿村にとっては“社長”である佃を「こんな修理のおっさん」と呼び、ドヤ顔で「大体品質の違いなんて客に分かるわけねえだろ! 米なんて……食えりゃあいいの!」と米袋をバンバン叩く。挙句の果てには、米袋を開け、直接米を触る。ここで殿村の堪忍袋の緒が切れ「触るな! お客さんに食べていただく大切な米だ。汚い手で触らないでくれ!」と一喝。殿村の米作りのプライドと剣幕に、吉井は「いい気になんなよ……」と捨てゼリフを吐き退散していった。