『下町ロケット』立川談春の男泣きが胸に迫る 偉大な“トノ”を失った阿部寛らの行方

『下町ロケット』立川談春の“男泣き”が話題

 日曜劇場『下町ロケット』(TBS系)が第5話にて「ゴースト編」完結となり、もうすぐ折り返し地点を迎えようとしている。オードリーの春日俊彰が旅先で『下町ロケット』を視聴していたことをラジオで明かす(11月3日放送『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)より)など、芸能界にも『下町ロケット』ファンは多い。春日は、第3話にゲスト出演していた古坂大魔王の嫌味たらしい怪演に触れていたが、このドラマは芸人や落語家など、“お笑い”にまつわるキャストが多く揃っていることも一つの特色でもある。イモトアヤコ、ホンジャマカ・恵俊彰、我が家・坪倉由幸(元で言えば、キングオブコメディ・今野浩喜も)……そして、2015年版より変わらずメインキャストを張っているのが、第4話にてストーリーの軸となった殿村直弘を演じる立川談春である。

 立川のドラマ、映画出演はそれほどまで多くはない。それは全国を巡る『独演会』を中心に“最もチケットが取れない”と称される落語家をメインに活動しているからだ。俳優としての代表作は、『下町ロケット』と同じ日曜劇場枠で池井戸潤の原作小説でも知られる『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系/2014年)、映画『忍びの国』(2017年)、現在公開中の映画『あいあい傘』(2018年)といったところ。第4話では、立川演じる殿村が、佃製作所を離れ、実家の農作業を継ぐことを決断する。新潟県・燕市にある殿村の実家での田植え経験は、佃航平(阿部寛)らのトランスミッション作りの原動力となっている。同時に、父親の看病と畑仕事の手伝いをしながら東京と新潟を行き来する殿村の苦労は常に描かれてきていた。

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