岡田将生、自身の落語シーンに「こっぱずかしい」 『昭和元禄落語心中』で落語にどハマり
10月5日、東京・渋谷NHKで10月12日よりスタートするドラマ10『昭和元禄落語心中』の第1話試写会と記者会見が行われ、岡田将生、竜星涼、山崎育三郎が出席した。
原作は、数々のマンガ賞を受賞、累計200万部を突破した雲田はるこの人気漫画。落語の秀才・八雲(岡田)は、落語の天才・助六(山崎)と固い友情で結ばれるも、やがて助六が妻・みよ吉(大政絢)と謎の事故死を遂げてしまう。その死を巡る秘密を抱いたまま、2人の遺児・小夏(成海璃子)を引き取った八雲。しかし小夏は、八雲の初弟子・与太郎(竜星涼)とともに、八雲がひた隠す“謎の死の真相”に迫っていく。
第1話を観た感想について聞かれた岡田は「1年前にこの話をいただいたときには、落語の“ら”の字も知らず、『寿限無』も知らなかったくらいで。どうなるのか想像もつかずにいましたが、噺をする楽しさやネタ自体のおもしろさも、落語監修の柳家喬太郎さんに教えていただき、今はドハマリしています」と落語への思いを吐露。「自分が落語をしているシーンを観て、こっぱずかしいところもありますが、この役をできてよかったなぁと心から思っています」と感慨深げに語った。
一方の竜星は「今日はお足元の悪い中、誠にありがとうございます」と頭を下げると、「え~、こんな日は家で道楽をしていたいものですが……」と与太郎モードにスイッチ。会場を沸かせ、「そのくらい落語にハマっている自分がいる」と告白。「落語を知らない僕が稽古をして、与太郎にとって良いキッカケとなる『出来心』という演目も覚えて。自画自賛じゃないですが、『出来心』のシーンは自分がここまで成長したという部分が見えて、やってきたことが報われたと感動しました」と感無量の表情を浮かべた。
続く山崎は落語口調で「え~本日は……って、僕がやろうとしたのに、与太郎に先にやられちゃいました」と、竜星とのネタかぶりを明かすと、会場は大爆笑。3カ月以上練習してきた落語については「今までやってきたお仕事の中で一番大変でした。でも、そこにいるお客さんを笑わせたいという気持ちで落語を演じるところまで自分を持って行けたというのは良かったと思いますし、素晴らしい作品に携われたことが幸せです」と打ち明けた。