永野芽郁と佐藤健に訪れた“2人のタイミング” 『半分、青い。』最終週は驚きの展開に?

永野芽郁と佐藤健に訪れた2人のタイミング

 半年間に渡り放送されてきた『半分、青い。』が、9月29日にいよいよ最終回を迎える。第25週「君といたい!」は、最終週前のセミファイナルとなる物語。その中でも、一際盛り上がりを見せたのが、9月19日に放送された第147回だった。“朝ドラ受け”でお馴染みの『あさイチ』(NHK総合)では、博多華丸が“照れ風の強風”と例えた回だ。

 鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)は、ここにきて、引き寄せられるかのようにキスをする。恋人とも、親友とも、ソウルメイトという言葉もどこか違う。揺れ動く2人の関係性は、いつしか「スパロウリズム」という会社の中で変化していった。そよ風の扇風機を作るという同じ目標に向かっている間に、律が自然と鈴愛を毛布の中に誘ったような、温かく柔らかな関係性だ。

 律が鈴愛の夢を奪った七夕の日の別れ、夏虫駅でのプロポーズ、岐阜の思い出の川での5秒より少し長い互いに“触れたい”と思った別れのハグ、そして今回のキス。互いの仕事の立場や家族の様子など、それぞれの事情により、2人の関係性は変わってきた。その一方で、鈴愛と律の間には何年経っても揺るぎない信頼関係があった。律は鈴愛にとっての憧れであり英雄として、鈴愛は律にとって自分を保つ支えであり続けた。律と一緒に毛布にくるまり、“マグマ大使”の笛を吹き、律の名前を呼ぶ鈴愛。遠くで鳴るクラクションの音にもさほど動じず、「音は怖く、風は優しく、律はあったかい」とささやく鈴愛に、もう止めるものはない。

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