山崎賢人ら医師たちが患者の家族を支える 『グッド・ドクター』“きょうだい児”が抱える悩み
医者は、患者の家族たちにどこまで寄り添えるのか。8月30日に放送された『グッド・ドクター』(フジテレビ系)の第8話では、大病を患う子を持った家族の苦悩が描かれた。
かつて受診した病院では診断結果が出ず、長野からはるばる東郷記念病院を訪れていた陽翔(鳥越壮真)と母親の香織(酒井若菜)。高山(藤木直人)は陽翔の病気の原因を見つけ出し、東郷記念病院で治療を続けることに。香織は陽翔の兄である翔太(池田優斗)を連れて東京に引っ越し、看病に当たっていた。
障害や病気をもった子の兄弟姉妹のことを“きょうだい児”と言う。翔太は、陽翔の病気の都合で転校させられ、母親が陽翔に付きっきりのため、家での食事も1人。前日も病院に泊まった母・香織からは、「雨降るみたいだから洗濯物取り込んでおいてもらえる?」と連絡が届く。陽翔は常日頃から我慢を重ねていた。
そんな中、香織が看病疲れによって、階段から落ちてしまう。幸い大きな怪我にはならず、夏美(上野樹里)に少し休むよう伝えられるが、頭の傷を隠して陽翔の部屋へ。すると、夏美から外出の許可が下りなかったことを聞いた陽翔は「やだ! 僕、お出かけしたい! ママは嘘つきだ。頑張ったらいいことあるって言ったのに!」とわがままを言い出す。自らも我慢を強いられ、母親が無理をしているのに、さらに勝手なことを言う弟を見て、翔太は「お前いいかげんにしろよ! お前のせいでどれだけ周りが迷惑してるか分かってんのか!(中略)お前が病気なんかになったせいでこっちは散々なんだよ!」と大声で怒鳴った。さらに、香織には「病気の人間がそんなに偉いのかよ。こっちは好きであいつの兄貴やってんじゃねえんだよ」とつい口にしてしまう。