渡辺大知、『恋のツキ』で徳永えりと演じた“同棲3年”のカップル像 「声の演技と呼吸を取り合った」

『恋のツキ』渡辺大知インタビュー

「徳永さんは、“押し殺し”の表現が素敵」

ーー渡辺さんから見たワコはどういう女性ですか?

渡辺:人は生きている限り、いろんな面が出てくると思うんですが、ワコはそれを隠すのに慣れてしまった人なのかなと思います。感情を剥き出しにしてもいいのに、それをしてこなかった人。すごいドライな自分と、愛情深い、恋人を支えたいという気持ちを持った自分がいるのに、そういう両極の気持ちを押し殺してしまうというか。

ーーふうくんとも真正面からぶつかることもなく、言葉を飲み込んでしまうシーンが印象的でした。

渡辺:徳永さんの、その押し殺しの表現が素敵だなと思いましたね。そういう人って、イラッときた時こそ、ふわふわ笑うというか、ワコも「そんな言う?」って言って寂しげに笑うんですよね。徳永さんのその声の使い方や表情は、とてもワコらしいなと感じました。

ーー徳永さんとは今回が初共演ですね。

渡辺:僕、芝居中あまり徳永さんのことを見ていなかったんです。部屋に2人でいるシーンでも、僕はそっぽ向いていて、テレビに夢中だったりスマホをいじっていたり。目を合わせることも面倒になってしまったのか、照れくさいのか。3年も一緒に住んでいると、面と向かって名前を呼んで話しかけることも少なくなってしまうんじゃないかと思って。ふうくんの性格としても、逃げがちというか、家の中であまりパワーを使いたくないところがあって。なので、徳永さんの姿というより、声の印象のほうが強いかもしれませんね。徳永さんの声と芝居をしていたというか。

ーー“声と芝居をする”というのは、どういう感覚なんですか?

渡辺:僕、声が一番大事だと思っているんですよ。声で表情が決まるから。徳永さんの絶妙な声の演技と呼吸を取り合っていた気がします。

(取材・文=若田悠希)

■放送情報
木ドラ25『恋のツキ』
テレビ東京にて、毎週木曜深夜1:00〜1:30放送
BSジャパンにて、毎週火曜深夜0:00〜0:30放送
Netflixにて、11月30日全世界全話一挙配信予定
主演 : 徳永えり
出演 : 渡辺大知(黒猫チェルシー)、神尾楓珠、伊藤沙莉、藤井美菜、池内万作、山田キヌヲ、小倉優香、川谷絵音、今泉佑唯(欅坂46)、江口のりこ、安藤政信、きたろう
原作:新田章『恋のツキ』(講談社『モーニング・ツー』連載中)
脚本:高田亮、ペヤンヌマキ、大江崇允
監督:森義仁、酒井麻衣、松本花奈、桑島憲司
音楽:TOMISIRO
チーフプロデューサー:大和健太郎
プロデューサー:山本晃久
共同プロデューサー:坂本和隆
コンテンツプロデューサー:鎌仲佑允、井原梓
In association with Netflix
制作:テレビ東京/C&Iエンタテインメント
製作著作:「恋のツキ」製作委員会
(c)新田 章/講談社 (c)「恋のツキ」製作委員会
公式サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/koinotsuki/

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<応募締切>
9月6日(木)

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