竹野内豊、綾瀬はるかを“受ける”包容力が要に 『義母と娘のブルース』で演じる父親像

竹野内豊、綾瀬はるかを“受ける”包容力が要に

 また、これまで数々の作品でヒロインとして印象を残してきた綾瀬の相手役としても、麦倉氏は竹野内に熱視線を注いでいる。

「綾瀬さんの天然系コメディエンヌとしての魅力は、もはや誰もが認めるところでしょうが、その際に重要なのは、それを“受ける”相手役の包容力なんですよね。『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系)では藤木直人さんが、『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)では西島秀俊さんが担った、綾瀬はるか演じる“予想不可能な、一風変わったヒロイン”を受けとめる役どころを、本作において竹野内さんが、どのようなアプローチで演じるのか、非常に気になるところです。ちなみに、『奥様は、取り扱い注意』での西島さんは、何事にも取り乱さない落ち着いた演技で、綾瀬さんとまるで“ツッコミのいない夫婦漫才”のような面白みを醸し出していました。綾瀬さんと竹野内さんとの掛け合いは、ドラマの展開上、主人公の記憶のなかで今後ますます重要なものとなってくるようなので、初回から竹野内さんの一挙手一投足やリアクションに注目してみるのも面白いかもしれませんね」

 原作のあらすじを見ていくと、竹野内演じる良一の動向がとても気になってくる本作。竹野内が綾瀬とのどのようなコンビ感で、楽しませてくれるのか、期待したい。

(文=島田怜於)

■放送情報
火曜ドラマ『義母と娘のブルース』
TBS系にて、7月10日(火)スタート 毎週火曜22:00〜23:07放送
出演:綾瀬はるか、竹野内豊、佐藤健、横溝菜帆、川村陽介、橋本真実、真凛、奥山佳恵、浅利陽介、浅野和之、麻生祐未
原作:『義母と娘のブルース』(ぶんか社刊)桜沢鈴
脚本:森下佳子
プロデュース:飯田和孝、大形美佑葵
演出:平川雄一朗、中前勇児
製作著作:TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/gibomusu_blues/

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