竹野内豊、綾瀬はるかを“受ける”包容力が要に 『義母と娘のブルース』で演じる父親像
7月10日22時から放送をスタートするドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)で、綾瀬はるか演じる主人公のキャリアウーマン・岩木亜希子にプロポーズする子持ちのサラリーマン・宮本良一を竹野内豊が演じる。近年は、「ダイワハウス xevoΣ」や「uno」などのCM出演や、『孤狼の血』での暴力団若頭役としての演技など、様々な媒体で存在感を発揮している竹野内が、2012年の『もう一度君に、プロポーズ』以来6年ぶりにTBSの連続ドラマに出演し、本作で綾瀬とドラマ初共演を果たす。
竹野内が、本作『義母と娘のブルース』で演じる宮本良一の役どころは、皆に愛される朗らかで包容力のある金属会社の営業マン、そして8歳の娘を持つ父親である。竹野内の本作の演技の重要性について、無類のドラマフリーク・麦倉正樹氏は次のように分析する。
「竹野内さんの近年の出演作では、映画『彼女がその名を知らない鳥たち』でのワケアリな主人公の元恋人役、『シン・ゴジラ』での内閣総理大臣補佐官役など、“処世術に長けた明晰なエリート役”の印象が強かったように思います。パリッとスーツを着こなしながら、ときには非道な手段も持さない狡猾な二枚目役といったような。しかし、テレビCMなどで見せるコミカルな姿をはじめ、2017年の連続ドラマ『この声をきみに』(NHK総合)では、話すことが苦手で、学生からの人気がなく、離婚寸前に追い込まれた、偏屈な大学の数学科准教授・穂波孝役として、かつてのパブリックイメージとは異なる生活感あふれる役柄へ演技の幅を広げています。とはいえ、本作で竹野内さんが演じる宮本良一の“朗らかで包容力のある”という役柄は、彼にとっても初めてと言える役どころ。“周囲を和ませることについては天下一品”なんて、『この声のきみに』の穂波役とは、真逆の役柄ですよね(笑)。その意味では、ひとつの挑戦といってよい作品になるのでは? そこで大事になるのは、“外見”の格好良さだけでなく、皆に愛される包容力・人間力を持つ宮本良一というキャラクターの“内面”の魅力です。それを竹野内さんがどのように演じるのか、今から非常に楽しみですね」