ディーン・フジオカ、見事なアクションに絶賛の声 『今からあなたを脅迫します』最終回

ディーン・フジオカの因縁がついに決着

 “警察では扱えない事件を、人を脅して解決する”というコンセプトのもと、スタートした『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。「脅迫」と聞くとダークなイメージを想像してしまうが、終始、ユーモアに溢れた人間ドラマとして描かれてきた。12月17日に放送された最終話では、徐々に明かされてきた千川完二(ディーン・フジオカ)の因縁に決着がつく形でエンディングを迎えた。

 千川は恋人である来栖稚菜(松下奈緒)が「雨垂れの会」に殺されたと考え、今まで1人で情報を集めていた。そして、第6話で登場したスナオ(間宮祥太郎)が稚菜の弟だったこと、第7話で蔵井武志(飯塚悟志)が「雨垂れの会」によって殺されたことから、一気に核心へと迫っていった。そこから千川はこれまでの冷静沈着で頭のキレる男から、目的のためなら手段を選ばない男へと豹変していった。必死に止めようとするスナオや金坂澪(武井咲)を振り払い、千川は1人、敵陣へと飛び込んでいった。

 「雨垂れの会」の会長・富永絢子(真野響子)へ後ろから拳銃を突きつけた千川だが、間一髪で澪が止めに入る。「あなたが本当の脅迫屋なら、最後まで人を救う正しい脅迫をしてください」と思いを打ち明けた澪に、「どうしても脅迫がしたいのなら、誰も傷つけない、人が救われる脅迫をして」という稚菜の言葉を思い出す千川。1人で仕事をこなしていたあの頃と違い、今は助けてくれる仲間もいる。改めてそう気が付いた千川は、澪を依頼人とし、富永を脅迫、罪を認めさせるべく動き出す。

 拳銃を富永に差し出した千川は、「これで自殺しろ。でないと俺が撃つ」と脅迫する。しかし、千川に銃口を向けようとする富永。人任せにしてきた殺人を初めて自分の手で行うことへの重圧に怯える彼女だが、震える手で引き金を引いた。だが弾は入っておらず、殺しの恐怖を感じさせるための千川の罠だった。そして自分の命を優先したことで、“傷ついた人たちを守りたい”という「雨垂れの会」当初の目的を思い出した富永。「罪を認め自首をしろ。さもないと人を救いたいと願うその心さえ失うことになるぞ」と千川は最後の脅迫をする。富永は自首を決意、無事に事件は解決を迎えた。

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