『おそ松さん』なぜクズなのに女性人気が衰えない？　6つ子に見る、ふとした「まっとうさ」

　ただ、本当に6つ子がクズなだけでは、女性たちからここまでの人気はなかっただろう。クズであることが男のアイデンティティであるかのようにふるまう6つ子にも、ふとした「まっとうさ」があるとみせることも、彼らが人気を保つ密かな理由ではないかと感じた。もちろん、彼らはすぐにそれを照れから覆すわけなのだが。

■西森路代
ライター。1972年生まれ。大学卒業後、地方テレビ局のOLを経て上京。派遣、編集プロダクション、ラジオディレクターを経てフリーランスライターに。アジアのエンターテイメントと女子、人気について主に執筆。共著に「女子会2.0」がある。また、TBS RADIO 文化系トークラジオ Lifeにも出演している。

■番組情報
TVアニメ『おそ松さん』第2期
テレビ東京ほかにて毎週月曜深夜1:35～
原作：『おそ松くん』 赤塚不二夫「週刊少年サンデー」（1962年～1969年）ほかで連載
監督：藤田陽一
キャスト：櫻井孝宏、中村悠一 、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、鈴村健一、國立幸、上田燿司 、飛田展男、斎藤桃子、井上和彦、くじら
キャラクターデザイン：浅野直之
シリーズ構成：松原秀
美術監督：田村せいき
色彩設計：垣田由紀子
撮影監督：福士享
編集：坂本久美子
音楽：橋本由香利
音楽制作：エイベックス・ピクチャーズ
音響監督：菊田浩巳
音響制作：楽音舎
アニメーション制作：studioぴえろ
オープニングテーマ：『君氏危うくも近うよれ』／歌：A応P
エンディングテーマ：（アーティスト）ROOTS66（ルート66）feat.松野家6兄弟（仮）
公式サイト：http://osomatsusan.com/
(c)赤塚不二夫／おそ松さん製作委員会