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『過保護のカホコ』が熱狂的なファンを生んだ理由 遊川和彦と岡田惠和が描く“純愛”の違い

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たとえ話が増えているのはいい傾向

 最後に、話を『過保護のカホコ』に戻すと、回を追うごとに「遊川の筆が乗ってきている」と感じている。過去に何度かインタビューをしたのだが、遊川は手応えのあるときほど、たとえ話が多くなる傾向が見られた。

 実際9話では、「そうやって教師を信じてない生徒のような顔で見るなよ」※初、「私たちみたいな夫婦に何でこんなかわいい子が産まれたのって信じられなかった。もしかしたら、かぐや姫みたいにいつか私たちのもとからいなくなっちゃうんじゃないかって」※節、「蒔いた種は明日じゃなくても、1か月か1年後か、いつか絶対花咲かすって信じて頑張ろうよ、二人で」※初 などのたとえ話が見られた。

 それだけに今作の遊川ならラストシーンまで、熱狂的なファンとの信頼関係を守れるのではないか。『純と愛』や『〇〇妻』の悲惨な結末で猛批判を浴びた遊川はもういない。安心して最終回の放送を待つことができる。

■木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月間20数本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。

■放送情報
『過保護のカホコ』
日本テレビ系にて毎週水曜夜10時~
出演:高畑充希、黒木瞳、竹内涼真、佐藤二朗、中島ひろ子、梅沢昌代、濱田マリ、夙川アトム、西尾まり、久保田紗友、三田佳子、西岡德馬、平泉成、時任三郎
脚本:遊川和彦
音楽:平井真美子
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:大平太、田上リサ
演出:南雲聖一、日暮謙、伊藤彰記、明石広人
制作協力:5年D組
(c)日本テレビ
公式サイト:http://www.ntv.co.jp/kahogo-kahoko/

      

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